当科では、Pan CAN JAPANが推進しているパ−プルリボンキャラバンを全面的に応援しています。膵癌は現在でも難治癌の１つに位置づけられていますが、患者またその家族の方々に対する正確かつ迅速な情報が乏しい状況でした。Pan CANはもともと米国で設立されましたが、現在は日本支部が設立され、日本膵臓学会等の学術的な支援をうけつつ膵癌患者に対して様々な情報発信活動を展開しています。

　平成21年3月に、イ−ライリリー社、広島がんサポ−ト等との共催で第1回のパ−プルリボンキャラバンin広島が開催されましたが、定員を大きく上回る参加者で会場は熱気に包まれました。同年9月には同セミナ−が尾道市で、また平成23年3月には再び広島市で開催されました。

　当科では、花田が中心となり、Pan CAN JAPANと協働で、膵癌に関する様々な情報発信に取り組んでいます。また平成23年8月からは第一、三火曜日の午後に、多職種による『すいがん教室』を開始しており、多数の患者様・ご家族様に参加していただいております。また、平成28年12月3日にはJA広島総合病院とJA尾道総合病院の共催で「膵癌教室ワークショップ2016」を開催し、多くの方に参加していただきました。