尾道総合病院心臓血管外科は、心臓血管外科専門医認定機構認定修練施設(関連施設：血管外科)、日本脈管学会認定研修施設(関連施設)、大動脈瘤・末梢血管ステントグラフト実施施設、下肢静脈瘤血管内焼灼術実施施設として心臓・血管関連疾患の診療を行なっております。

　2023年4月からは1人体制になってしまいましたので、外来診療は心臓血管外科に関連するものは全般にさせて頂いていますが、手術は一人でできるか他科の力を借りてできる疾患のみにさせて頂いています。具体的には、下肢静脈瘤治療、透析用シャント関連手術が中心です。当院で対応できない疾患は、病状に応じて県内外の病院に紹介して治療をお願いしています。

　下肢静脈瘤治療は、1泊入院で局所麻酔下の穿刺でのレーザー焼灼治療を基本とし、以前は皮膚を切って切除していた静脈瘤部分も焼灼して、切らない治療法にしています。
　透析用シャント関連手術は、新規、修復、緊急処置が必要な症例など、腎臓内科の協力でできるだけ対応させて頂いております。
　2025年4月からは、今まで外科で行っていた術後のリンパ浮腫診療(院内症例のみ)を病院として行うようになり、当科がお手伝いをさせて頂くことになりました。

　地域の先生方には御迷惑をおかけして誠に申し訳ございませんが、お困りの症例、手術適応や紹介先に迷う症例等ございましたら、気軽に御連絡して頂ければと思います。また、地域の皆様方にも御迷惑をおかけして誠に申し訳ございませんが、当科の診察希望があれば、かかりつけ医の御紹介で受診して頂ければと思います。十分なことはできませんが、できるだけのことはさせて頂きたいと思っております。

　今後とも御指導、御鞭撻を宜しくお願い申し上げます。