放射線治療科では2022年1月から新しく放射線治療装置（True Beam）と位置照合装置（エグザクトラック）が稼働しています。この組み合わせにより今までより短時間でミリメートル単位の位置照合が自動で可能になりました。
　　　
また、従来から行っている放射線治療に加え、ピンポイントに高線量を照射する定位放射線治療（SRS,SRT）も行えるようになりました。これは小さな肺腫瘍や脳腫瘍に対する、より体の負担が少ない治療です。さらに、目標とする腫瘍や領域に近接する正常臓器への有害事象を低減することも可能になりました。放射線治療計画用CTも大口径なタイプを採用し、患者さんにとって安楽な治療体位が取れるようになりました。

放射線治療に携わるスタッフも十分な配置をしています。放射線治療専門放射線技師、医学物理士、放射線治療品質管理士など専門資格を含め常時3名で治療にあたり、放射線治療認定看護師も専従しています。

患者さん、ご家族が安心して治療を受けられるようサポートしていきたいと考えております。