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呼吸器内科 / 概要
診療部門(診療科) 「呼吸器内科」 のご案内です。 当科の概要、診療の内容、先生の紹介や実績などをご案内いたします。当科メニューの中からご覧になりたい項目をクリックすると、詳細ページへリンクします。
概要

日本呼吸器学会認定施設
日本呼吸器内視鏡学会認定施設
日本臨床腫瘍学会認定研修施設
診療方針
呼吸器科内科では肺がん、間質性肺炎、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、呼吸器感染症、気管支喘息、慢性呼吸不全、睡眠時無呼吸症候群など、多岐にわたり呼吸器疾患の診断・治療を行っています。各医師が、医学の進歩に応じた先進的医療を実現するために努力をしています。人口の高齢化に伴い複数の疾患を合併されている方も多いのですが、総合病院である特徴を生かし、他科や他職種と連携をとり、チーム医療を実践しています。当科は地域基幹病院の呼吸器内科として、患者さんに寄り添った全人的包括的医療を提供したいと考えています。
主な対象疾患と診療内容
●肺がん
現在我が国で癌による死因の第一位となっており、今後も増加が予測されます。当科はこれら胸部悪性腫瘍に対しエビデンスに基づく最新の診断治療を展開することを基本としつつ、質の高い診療を提供することを心がけています。放射線科や呼吸器外科とも定期的にカンファレンスを行い、適切な診断・治療方針を決定しています。肺がんに対する薬物療法は、近年飛躍的に進歩しています。従来の細胞障害性抗がん剤に加えて、分子標的治療薬や、免疫チェックポイント阻害剤を用いたがん免疫療法もあり、それらの治療を患者さんやがんの状態に応じて適切に施行し、かつ副作用に対しても適切な管理を行います。また当院はがんゲノム医療連携病院ですので、標準治療の終了した既治療・進行肺がんに対して網羅的遺伝子検索を行ない、最適な治療を検討することをこころがけています。
2024年度は約150名の新規肺がん患者を近隣の病院から紹介いただきました。肺がんに伴う精神的・身体的苦痛の症状緩和、終末期在宅医療やホスピスへの移行など、早期より緩和ケア科とも連携しながら対応もしていますし、高齢の方であっても副作用の少ない治療を選択することが可能ですので、今後の治療方針を決める意味でも一度紹介をお願いいたしします。
●間質性肺炎
間質性肺炎は、肺を支える組織である間質に炎症が起こり、線維化により肺が固くなる病気です。その多くは原因が不明であり、また治療も困難な疾患です。原因がわかるものとしては薬剤(薬剤性肺炎)、放射線(放射線肺臓炎、放射線性肺炎)、膠原病(膠原病肺)過敏性肺炎(何らかの物質の吸入に対する反応)などがあげられます。
原因が明らかでないものを特発性間質性肺炎(IIPs)と言い、難病指定疾患であるため病状が進行すると治療補助を申請することができます。
2024年度は約50名の新規間質性肺炎患者を近隣の病院から紹介いただきました。病状に応じてニンテダニブやピルフェニドンといった抗線維化薬やステロイドによる薬物療法、在宅酸素療法などを行います。
●慢性閉塞性肺疾患(COPD)
長年の喫煙が原因で、肺胞で行われているガス交換がうまくできなくなり、咳や痰、息切れなどの症状が出てきます。進行すると呼吸不全や心不全をきたし命に係わる病気ですが、早期発見により適切な治療を受ければ進行を抑えることができます。まず治療の大前提としては禁煙です。薬物療法としては抗コリン薬や長時間作用型のβ刺激薬といった吸入療法が中心となります。必要に応じて在宅酸素療法や在宅ハイフローセラピーなども併用いたします。
●気管支喘息
喘息は気道の慢性炎症が原因となり可逆性の気道狭窄(喘鳴、呼吸困難)や咳などの臨床症状で特徴付けられる疾患です。そのため炎症を抑える治療が最も大切な治療となります。なかでも最も有効な薬は吸入ステロイド薬であり、気管支拡張剤や抗アレルギー薬を併用します。また充分な治療を行っても症状コントロールが困難な重症喘息患者さんには、抗体製剤(抗IgE抗体、抗IL-5抗体、抗IL-4/13抗体、抗TSLP抗体等)を用いての治療も行っています。
●睡眠時無呼吸症候群
いびき、昼間の眠気で気づかれる疾患です。高血圧・糖尿病・心不全など生活習慣病の悪化、居眠り運転による交通事故につながり、近年注目されています。当院では外来で簡便にできる簡易ポリソムノグラフィと、1泊2日の入院で行うポリソムノグラフィによる診断を行っています。
治療としては持続陽圧呼吸療法(CPAP)を行います。また、歯科口腔外科にマウスピースの作成を依頼することもあります。
連携病院・開業医の先生方へ
・治療に難渋している症例や胸部異常影など、お気軽にご相談ください。
・その際過去の画像があれば、併せて拝借させていただければ幸いです。
・ご紹介の際には治療歴についても詳しくご教授いただきますようお願いいたします。混雑する日には診療終了が夕方になることもしばしばあります。ご紹介いただく場合はその旨をあらかじめ患者さんにご説明いただいければ幸いです。
・結核の入院治療には対応できません。あらかじめ結核の診断がついている場合や結核が疑われている場合は、当科ではなく近隣の対応施設への紹介をお願いします。
診療時間
外来受付時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
8:30 ↓ 11:00 |
内科外来 4診 (呼吸器) |
阿部 | 隶 | 勝良 | 阿部 | 隶 |
8:30 ↓ 11:00 |
内科外来 5診 (呼吸器) |
三宅 | ||||
13:00 ↓ 15:00 |
午後診療 | 勝良 | 隶 | 三宅 | 阿部 | 阿部 |
13:00 ↓ 15:00 |
午後診療 | 古月 | ||||
14:00 ↓ 15:00 完全予約制 |
禁煙外来 |
※禁煙外来:処方薬の流通停止等の事情により、新規受付を停止させていただいております。

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