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1-1消化器内科 / メディカル情報

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タイトル 上部消化管内視鏡検査
日付 2025-09-04
内容

上部消化管内視鏡検査
上部消化管内視鏡検査は、胃の炎症、ポリープ、潰瘍、腫瘍性病変などの評価に不可欠な検査です。当院では、患者さまの希望や状態に応じて経鼻または経口の挿入ルートを選択できる体制を整えており、苦痛の少ない検査を目指して鎮静下での施行も可能としています。
とくに胃癌の早期発見においては、通常の白色光観察に加え、狭帯域光(NBI)拡大内視鏡観察や色素内視鏡観察(インジゴカルミンなどを用いた染色)が極めて有効です。NBIは微小血管構築像や粘膜表面の微細構造を強調して観察できる特殊光観察技術であり、色素内視鏡は病変の輪郭を明瞭にすることで病変の広がりや質的診断を助けます。当院ではこれらの観察技術を日常的に導入しており、微細な病変の検出や鑑別診断の精度向上に努めています。2024年度の当院における上部消化管内視鏡検査は7545件にのぼります。

胃内視鏡治療
早期胃癌に対しては、開腹や腹腔鏡を用いた外科手術だけでなく、内視鏡による切除(内視鏡治療)が大きな選択肢となっています。特に、ESD(Endoscopic Submucosal Dissection:内視鏡的粘膜下層剥離術)は、近年日本で広く普及している高度な内視鏡技術です。
ESDの対象となるのは主に、リンパ節転移のリスクが極めて低いと判断された早期胃癌です。ESDは病変を周囲の正常粘膜ごと一括で切除する技術であり、取り残しのない確実な治療と、切除標本に基づく正確な病理診断を同時に可能とします。体への負担が少なく、術後の回復も早いことから、患者にとって大きな利点があります。
当院では、経験豊富な内視鏡専門医が複数人在籍しており、ESDを含む高度な内視鏡治療を日常的に実施しています。最新の内視鏡機器と、患者さんに配慮した麻酔管理のもと、安全で確実な治療を提供しています。2024年度は当院にて102件の胃ESDを施行致しました。治療後は病理診断の結果に基づいて、追加治療の必要性や今後の経過観察方針を丁寧にご説明いたします。

 
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