JA尾道総合病院では生命の尊さと人間愛を基調に、医師・看護師ともに力を合わせ、病める人々を守り、地域の基幹病院としての自覚を持ち、常に新しくより高い知識の習得と技術の研鑽に励みます。

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1-1循環器内科 / メディカル情報

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はじめての患者さんへ
タイトル 心臓リハビリテーションについて
日付 2025-08-04
内容

◎包括的心臓リハビリテーションとは?

『心臓の病気の人は安静が第一である』というのは1998年に書かれた心臓病の教科書に記載された文章です。ところが、その頃に行われた臨床試験において、運動療法の行った患者さんの方が長生きしていたことがわかり、本邦においては2006年から心臓病の方への心臓リハビリテーションは強く推奨されることとなりました。

『リハビリ』ときくと、運動療法が印象深いと思います。骨折した患者さん、脳梗塞をした患者さんなどが行うリハビリがイメージしやすいと思います。心臓リハビリテーションの一部はこうした運動療法になります。心臓に対して過負荷にならない程度に運動療法を行い、自律神経を安定化させることにより息が上がらずに長く運動を続けられるようになります。

足(ふくらはぎ)は第2の心臓という言葉があります。心臓は全身に血液という燃料を動脈という道を使って送る臓器ですが、一方で心臓に血液を送り返す臓器はありません。静脈という道を使用し、心臓に血液を返すポンプ機能として活躍するのが筋肉です。特に重力に逆らって心臓に血液を返している下肢については、その力が重要です。運動療法でその力を向上させることも重要です。

ただ心臓病に対しては、運動だけではなく、食事療法や喫煙を含む生活習慣の改善が必要です。当院では医師、看護師、理学療法士、栄養士、薬剤師、検査技師、社会福祉士が連携をとり、患者さん一人一人の状況に合わせて、運動を含めた生活習慣の見直しと改善を図り、再発予防を目指すサポート・療養指導を行っています。これを包括的心臓リハビリテーションといいます。

◎心臓リハビリテーションが適応の患者さんは?
 心筋梗塞、狭心症、大動脈解離、閉塞性動脈硬化症、心不全、左記疾患以外の心臓の手術後の患者さんが適応です。

◎外来心臓リハビリテーションのご案内
心不全で入院するということはどのような未来を予想するでしょうか。一般的に心不全で入院される方は、大腸がん・卵巣がんに罹患された方とあまり変わらない転帰とたどるとされ、5年生存率は50%程度とされています。ただ一方で退院後もリハビリを継続していく事で病気の再発・増悪を防ぐことができます。”少し動いたらしんどくなる”、”体力をつけたい”方なども外来心臓リハビリに来られています。専門の看護師がサポートする包括的リハビリテーションとなりますので、病気に関する疑問や悩み、生活の見直しができ、ストレスの軽減や生活習慣の改善ができます。外来心臓リハビリを見学してみたいという方は遠慮なくスタッフに声をかけてください。

場所:1階心臓血管センター内心臓リハビリテーション室
日時:平日 午前・午後ともに行っております。

 
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