ホーム ≫ 診療科・各部門 ≫ 診療部門(診療科) ≫ 心臓血管外科
診療部門(診療科) 「心臓血管外科」 のご案内です。 当科の概要、診療の内容、先生の紹介や実績などをご案内いたします。当科メニューの中からご覧になりたい項目をクリックすると、詳細ページへリンクします。
タイトル | 術後のながれ |
日付 | 2010-06-29 |
内容 |
開心術が終了したのちは、術後急性期管理のため鎮静剤使用下、人工呼吸管理下にICUに入室します。ICU入室後の術後急性期管理は手術の一部であるとの考えから、手術に引き続いて心臓血管外科医が担当しています。 1) ICU入室時に体に付属するカテーテル類
首 :点滴1本(中心静脈ルート) 上肢 :点滴3本(末梢静脈ルートと動脈圧ライン) 上腹部 :ドレーンチューブ2〜4本、ペーシングワイヤー1〜2本 口 :人工呼吸用の気管チューブ 尿管
2) ICU入室後は人工呼吸を行っており、術後の面会時には患者さんは眠った状態です。ICUには面会時間があり、決まった時間のみ面会が可能です。 3) 血圧、脈拍、呼吸、尿量、出血に問題なければ麻酔薬を中止します。 4) 自分で目を開け、こちらの命令(手を握ってください、握った手を離してください、足を動かしてください、など)に応じることができれば、意識が戻ったと判断します。この時はまだ気管チューブが入っているので、患者さんは声を出すことができません。 5) 意識が戻り、酸素の取り込みが良ければ、人工呼吸を終了して気管チューブを抜去します。気管チューブを抜去した後は声を出すことができます。ICU入室から気管チューブ抜去までは約3〜6時間です。 6) 手術当日に人工呼吸器から離脱できれば、術翌日に水分摂取と内服を開始します。術後1日目の昼もしくは夕方から食事を開始します。また、理学療法士による呼吸リハビリテーションを開始します。 7) 術後2日目にはドレーンや点滴を抜去して、運動リハビリテーションを開始します。リハビリテーションはベッド上坐位から開始します。調子が良ければICUから一般病棟の重症個室に移ります。重症個室では、家族に付き添いをお願いすることがあります。 8) 術後3日目からは起立や歩行訓練を開始します。 9) 術後7〜9日で部分抜糸を行います。また同時にペースメーカーワイヤーを抜去します。 10) 術後約2週間で検査*を行って術後の状態を確認します(*冠動脈バイパス術→心臓カテーテル検査、弁膜症手術→心臓超音波検査、大動脈瘤手術→造影CT検査)。 11) 検査結果がよく、手術創に問題がなければ退院となります。
|
看護科のご案内
- 看護科ページTOP 尾道総合病院看護科での活動内容とご報告です。専門学校情報など。
がん診療連携拠点病院
- 尾道総合病院がん情報 がんについての説明やデータ等、がんについての情報です。
がん診療連携拠点病院
- 膵がんプロジェクト すい臓・肝臓がん教室の資料
論文発表クリックで
メニューOPEN