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1-1心臓血管外科 / メディカル情報

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はじめての患者さんへ

患者さんへ

日本全国の外科系施設における外科症例の全数把握を目的にデータベースを作成することとなりました。

タイトル 手術までのながれ
日付 2010-06-29
内容

心臓手術の場合は、循環器内科での精密検査(心臓カテーテル検査、心臓超音波検査)によって手術適応と判断された後に、手術日時と術前検査を計画します。一方、大動脈瘤や閉塞性動脈硬化症・透析用シャント・下肢静脈瘤は、当科の外来診察・検査で手術適応を判断したのちに手術を計画致します。

心臓大血管手術は全身麻酔で行いますので、手術前に以下の諸検査を行います。

・血液検査

・心電図

・胸部レントゲン検査

・心臓超音波検査

・呼吸機能検査

・頭部胸腹部CT検査

・頭部MRI検査(胸部大動脈瘤の手術のみ施行)

・脈波検査

・頸動脈エコー検査

・鼻腔培養検査

 透析用シャント手術や下肢静脈瘤手術は局所麻酔で行うため、血液検査のみ実施します。

心臓・大血管手術では、術後に胸水や痰によって呼吸機能が低下しやすいため、術前から呼吸訓練を実施致します。呼吸訓練は理学療法士の指導を受けて実施して頂きます。入院前は自宅で、入院後は手術日まで病院内で呼吸訓練を継続します。

また、貧血がなく、重篤な冠動脈疾患や大動脈狭窄症でなければ、手術前に自己血を貯血して(約800ml採血)、手術に備えます。自己血輸血により、他家血輸血(日赤より供給)を回避したり、輸血量を低減することができます。

手術についての説明は、入院後に手術を受ける御本人と家族に対して行います。説明内容は診断名、検査結果、手術方法、手術に伴う合併症、術後経過、輸血および血漿分画製剤の使用とその副作用になります。約30分〜1時間かけて上記の内容を御説明いたします。わかりやすい説明をこころがけておりますが、内容が難しく一度では理解しにくい内容もあります。疑問点がありましたら何度でも尋ねてください。よく納得した上で、手術を受けられることをお勧めいたします。

 
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