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がん診療連携拠点病院
がん(癌)とは…?
患者さんには、十分な説明を行っており、疑問やお悩みの点などありましたら、医師や看護師などにお気軽にお問い合わせください。なお、セカンドオピニオンについてもご相談をお受けしております。
がんは身近な病気
21世紀を迎えた今、患った方のうち半数は治る病気です。しかも慢性病です。いたずらに恐れる事無く、このホームページを読み進んで下さい。
先ず、がんは身近な病気だという事を理解して下さい。日本人が80歳までにがんにかかる確率を試算すると、男性で3人に1人、女性で5人に1人という事になります。85歳までとなると、男性で2人に1人、女性で4人に1人とがんにかかるリスクは一段と増大します。
2005年には、がんで32万人が亡くなりました。実際には、おおよそその倍の方々が癌にかかっておられます。
治療効果の目安とされる5年生存率は日本に多い胃がんで47%、大腸がんで58%、比較的治りやすいとされる子宮頸がんで67%、乳がんに至っては80%に達しています。勿論、肺がん13%、肝がん15%のように依然として治りにくいものもありますが、これらは早期発見すれば半数以上にいい成果が得られます。
現在我々は、がんという病気は治ゆ可能な病気として正面から取り組んでいます。
次に原因についてみてみましょう。
第1の原因は、タバコ30%、食事30%です。ウイルス・細菌は5%、遺伝5%、環境汚染はたったの2%です。これは科学的知見に基づいてハーバード大学の研究チームがまとめたものです。
以上のような疫学研究に基づいた推定より十分に予防可能な病気とも言えます。基本は生活習慣の改善にあり、その地道な積み重ねである事に変わりありません。一瞬で効果が得られる手品のような方法や万人に共通する夢の予防薬は今のところありません。しかし、地道な努力で発がんのリスクは確実に下げられます。
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