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膵・胆道疾患センター / 概要
中央診療部門(センター) 「膵・胆道疾患センター」 のご案内です。 当科の概要、診療の内容、先生の紹介や実績などをご案内いたします。当科メニューの中からご覧になりたい項目をクリックすると、詳細ページへリンクします。
概要
― 早期発見から最適治療まで、地域とともに支える専門医療 ―
2026年3月、JA尾道総合病院に膵・胆道疾患センタ−を開設しました。膵がん、胆道がんの早期発見と膵胆道系疾患の高度専門治療を一体化し「早期に見つけ、適切に治療する」ことを最も重要な使命と考えています。
当センターの特長
1.全国トップレベルの「早期診断」体制
当センターでは、主膵管狭窄、膵萎縮、微細な膵実質変化など、画像上わずかな変化を手がかりにした早期診断を重視しています。とくに、超音波内視鏡(EUS)、MRI(MRCP)、膵液細胞診(SPACE)を組み合わせた診断戦略は、腫瘤を形成しない早期膵がんの発見にもつながっており、全国から注目されています。EUSの機器に関しては、最新型のキャノンメディカル社製「i800EUS」が、2025年4月に国内で初めて正式に導入されており、質の高いEUS診療を展開します。
2.地域連携モデル「尾道方式」
当院は尾道市医師会、中核施設、および尾道市、広島県など行政、パンキャンジャパンなど患者会との強力な連携による膵がん早期発見ネットワーク(いわゆる「尾道方式」)を実践してきました。
・かかりつけ医でのリスク拾い上げ
・専門施設での精密検査
・迅速な治療施設への橋渡し
・病診連携を生かした経過観察の支援
この循環型モデルは、全国50以上の地域に広がり、国際的にも高く評価されています。2017年診断の膵癌5年生存率は20%と超え、全国の成績を大きく上回る成績となりました。当センターは、このモデルの中核として機能します。

3.膵・胆道専門チーム医療
膵・胆道疾患センターでは、消化器内科医、内視鏡専門医、放射線診断医、病理医、外科医、内視鏡技師資格を有するスタッフが密接に連携し、診断から治療方針決定までをチーム医療で行います。日本膵臓学会、日本胆道学会の指導医を中心に、「どこまで検査すべきか」、「今すぐ治療が必要か、経過観察でよいか」といった難しい判断にも、専門的かつ丁寧に対応します。
4.胆道疾患への対応(特に胆道結石治療)
胆嚢・総胆管結石に対する内視鏡治療(ERCP)に積極的に取り組んでいます。当院では全国でもトップクラスの治療経験があり、熟練した内視鏡専門医が、安全性を最優先に迅速かつ確実な結石除去を行います。高齢者や合併症を有する患者さんにも配慮した低侵襲治療を提供しています。必要に応じて胆管ドレナージや外科的治療と連携し、最適な治療方針を決定します。救急症例にも対応可能な体制を整え、地域の胆道診療を支えています。
5.ロボット支援による高度外科治療
外科治療においては、ロボット支援手術(ダ・ヴィンチ)を導入し、日本肝胆膵外科学会高度技能医が担当することで、高難度肝胆膵手術においても質の高い安全な手術を実践しています。
2025年は、膵・胆道癌24例、ロボット支援手術は12例が施行されました。
6.がんゲノム医療・化学療法の体制
遺伝子診療およびがん化学療法は、広島大学がんセンター(岡本 渉教授)・遺伝子診療科(檜井隆夫教授)との協働体制のもと、がん診療連携拠点病院、がんゲノム医療連携病院としての機能を活用した、科学的根拠に基づく治療戦略を提供しています。がんゲノム情報を踏まえた治療方針決定を行い、必要に応じて最適な治療選択肢をご提案します。
7.患者さんとご家族を支える医療
膵・胆道疾患は、不安や戸惑いの大きい病気です。当センターでは、
・わかりやすい説明
・納得できる治療選択
・必要に応じた高次医療機関への紹介
を大切にし、患者さん・ご家族とともに考える医療を実践します。
また、医師、歯科医師、看護師、薬剤師、栄養士、臨床心理士、社会福祉士、など多職種で構成される「すいがん教室」を定期的に開催しており、膵がん・胆道がん患者支援医療者ネットワーク(JAMP-PBC)、およびアピアランスケアの活動にも積極的に参画しています。セカンドオピニオンも積極的にお引き受けします。詳しいことは地域医療連携室にお問い合わせください。
8.地域から世界へ
膵・胆道疾患センターは、地域医療を基盤としながら、全国・世界に通用する診療と研究を発信しています。「膵・胆道疾患で困ったら、まず尾道へ」そう言っていただけるセンターを目指します。
現在共同研究を行っている主な施設:
広島大学、大阪大学、筑波大学、順天堂大学、九州大学、神戸大学、和歌山県立医科大学、東京慈恵会医科大学、旭川医科大学、国立がん研究センター中央病院、国立がん研究センター東病院、愛知県がんセンターなど
9.受診・ご紹介について
医療機関からの紹介状をお持ちの方
検診で膵・胆道系の異常を指摘された方
セカンドオピニオンをご希望の方
外来予約・地域医療連携室 0848−22−8111(代表)
0848−22−5102(FAX)
受付時間:月曜日から金曜日 AM8:30〜PM5:00
特にこのような方はご相談ください
・健診や画像検査で「膵管が細くなっている」「膵が萎縮している」と言われた
・IPMN(膵嚢胞)や慢性膵炎がある
・糖尿病の新規発症・急激な悪化がある
・原因不明の腹痛や黄疸がある
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