第32回尾道総合病院ICLSコースを開催しました。

令和3年5月12日（水）に第32回尾道総合病院ICLSコースを開催しました。

ICLSとはImmediate Cardiac Life Supportの略で、日本語では「突然の心停止に対して直ちに行う救命処置」と言う意味になります。
当コースは急変時対応における知識・技術の向上や、受講者・インストラクターの育成を目的としており、日本救急医学会の「コース認定」も受けています。

本日はマスク着用や手指消毒、室内の換気、使用機材の消毒等、感染対策を行ったうえで研修医6名の受講生と、看護師・医師9名のインストラクターが参加しました。
研修会では気道管理や、胸骨圧迫、AEDの安全な使用、成人・小児のBLS、気道異物の除去等について理解を深め、午後からはマネキンを使用し、受講生が各役割に分かれたチーム蘇生のロールプレイングも行いました。
心停止はどの医療機関のどの部署においても起こりうるもので、いったん発生すれば蘇生を開始するまで少しの猶予もありません。

この度の研修会で学んだことを活かし、適切で迅速な対応ができるように日々の業務にあたりたいと思います。
また、心停止直後の処置には、あらゆる医療者がチームの一員として参加し、蘇生を行うことが求められるため、今後も継続して研修会を開催していきたいと思います。