JA尾道総合病院では生命の尊さと人間愛を基調に、医師・看護師ともに力を合わせ、病める人々を守り、地域の基幹病院としての自覚を持ち、常に新しくより高い知識の習得と技術の研鑽に励みます。

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1-1臨床工学科 / 概要

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臨床工学士
臨床工学科について
業務内容
取得資格
福利厚生


臨床工学技士

 
臨床工学技士とは、厚生労働大臣の免許を受け、臨床工学技士として医師の指示の下に「生命維持管理装置」の操作及び保守点検を行うことを業務とする国家資格の医療従事者です。

臨床工学技士はClinical Engineer : CE と呼ばれています。

「生命維持管理装置」とは、人の呼吸、循環や代謝の機能の一部を代替、または補助する医療機器で人工心肺装置、人工呼吸器、血液透析装置などです。





臨床工学科について

 
当院では、2003年度より臨床工学科が発足し、循環器関連業務、人工心肺関連業務、血液浄化療法関連業務、医療機器管理業務の分野で臨床工学技士が活動をはじめました。
2011年5月より新病院へ移転後は、MEセンターとして医療機器の中央管理を開始し、医療機器管理システムHOSMAによる管理を実施しています。現在は、脳外科術中神経モニタリング業務、内視鏡センター機器管理業務、手術支援ロボット ダヴィンチ業務を開始し、今後も業務拡大を目指してスタッフ一丸となって業務に励んでいます。


〈スタッフ構成と業務体系〉
スタッフの構成は、2024年入職者を合わせ10名となり、女性3名、男性7名となっています。
臨床工学科の業務は大きく分けて3部門あり、血液浄化部門・心臓血管センター部門・MEセンター/手術室部門の3部門となっています。幅広い業務に対応できる人材育成を目指して、3部門を短期間でのローテーション体制にて業務を行っています。
また、救急対応のために365日24時間のオンコール体制を行っています。


業務内容

1.血液浄化部門
・血液浄化センターでの透析業務
新病院移転時に血液浄化センターを新設。透析ベッド7床にて稼働をはじめ、透析日を月・水・金※とし入院患者様のみの血液透析に対応しています。
※必要時には火・木での透析も行う。
臨床工学技士は透析の準備から終了まで全工程に従事し、エコーガイド穿刺、シャント血流測定(シャントマップ用)なども臨床工学技士が行っています。
人工透析装置やRO装置、持続緩徐式血液濾過装置の保守管理も臨床工学技士が行っています。
その他、腹水濾過濃縮再静注法も積極的に受け入れ対応しています。

・ICU/ERでの血液浄化業務
ICU/ERでの血液浄化に対応するために2台の個人用透析装置を配置。血液透析や持続緩徐式血液濾過療法CRRTも24時間対応しています。その他、血漿交換(PE、SePE、DFPP)にも対応しています。


2.心臓血管センター部門
・心臓カテーテル検査室業務
〈カテーテル検査/治療〉
冠動脈造影、右心系検査、負荷試験、体外式ペースメーカー操作、造影剤インジェクターの組立、カテーテル治療において、外回り/物品出し業務、ポリグラフ装置の生体情報監視と各種数値の計測・解析、血管内超音波画像診断装置、光干渉断層撮影法装置の操作、ロータブレーターなどアテレクトミーデバイス装置の操作支援など幅広く対応しています。
補助循環装置、IABP・ECMOの準備と操作、管理を臨床工学技士が行っています。

〈心臓電気生理検査/不整脈治療〉
心臓電気生理検査、心臓カテーテルアブレーション治療において、刺激装置の操作、3Dマッピングシステム操作、生体情報のモニタリング、ポリグラフ装置の操作と計測・解析、外回り/物品出し業務を行っています。

〈植込み型心臓デバイス/CIEDs〉
ペースメーカー新規植込みや交換時の物品準備からアナライザー・プログラマー操作、ペースメーカー設定。
CIEDs管理/ペースメーカークリック、遠隔モニタリングデータ管理、MRI設定変更、手術立会いなど。
全メーカーのプログラマーを配置しており、緊急時にも対応可能です。


3.MEセンター/手術室部門
MEセンター
・医療機器中央管理業務
臨床工学科の関与する医療機器は、医療機器管理システム(HOSMA)で医療機器のデータベースを構築し、バーコードラベルを添付して管理しています。
シリンジポンプ、輸液ポンプ、人工呼吸器、NIVベンチレーター、ネーザルハイフロー装置、DVTポンプ、低圧持続吸引器、PCAポンプ等の医療機器は中央管理倉庫にて貸出と返却受入れをしています。

・保守管理業務
保守管理業務においても医療機器管理システムを活用し、保守点検履歴管理をしています。
中央管理機器の他、臨床工学科の関与する重要な医療機器については定期点検計画を作成し保守点検を実施しています。
その他、医療機器の修理(簡易なもの)、補修、部品交換、病棟機器トラブルの対応など幅広く対応しています。
2022年より、内視鏡センター機器保守管理業務を開始。スコープ洗浄機の消毒濃度管理・機器トラブル対応など対応しています。

・RST(呼吸療法サポートチーム)活動
毎週火曜日、多職種と連携しRST活動を行っています。人工呼吸器を装着された患者様の苦痛の軽減や、人工呼吸器の安全な運用の支援を行っています。


手術室部門
・脳神経外科領域
頸動脈ステント留置術において、血管内超音波画像診断装置IVUSの操作。
脳血管カテーテル治療によるコイル塞栓術などで、全身麻酔下で治療が行われる場合の、麻酔器の準備、生体情報モニタの準備。
脳神経外科手術での、脳波モニタリング、神経モニタリング(SEP/MEP/ABR/VEP)、画像ナビゲーションシステムの準備操作。
 

・ダヴィンチ業務
2024年度より当院でもロボット支援下手術が始まり、泌尿器科、消化器外科、産婦人科領域で手術支援ロボットダヴィンチ1
台により運用が開始されました。当科でも、ダヴィンチの準備、ロールイン、ドッキング等で医師をサポートし、手術が円滑に行えるよう努めています。


・手術機器トラブル対応
専従を配置していないため、手術室トラブル対応窓口(PHS連絡先)を設け、担当者が迅速に対応するよう努めています。
麻酔器、生体情報装置、内視鏡光源装置、各種配線、高周波装置、その他あらゆる機器トラブルに対応しています。

4.院内研修会
輸液/シリンジポンプの新人看護師向け研修会。
部署単位での出張勉強会(人工呼吸器、除細動器、透析についてなど)
医療安全委員会共催、全医療従事者向け研修の開催。     

 

5.学会・講習会への参加
日進月歩で進化する医療技術に後れを取らないよう、積極的に学会・講習会へ参加し、自己研鑽・資格取得に努めいています。
    

業務実績

取得資格

福利厚生

働きやすい職場環境を目指して、休暇の取得や出張補助にも力を入れています。
親睦を目的とした部活も立上げ、業種の枠を超えて活動しています。

クラブ活動

尾道という観光地としても恵まれた環境であり、これらを楽しまない理由はないとの発想で『西日本周遊ツアーリングクラブ』を立上げ、尾道だけにはとどまらずバイク・車、ときには自転車で、観光・食・遊びを極めるために活動をしています。

   

 
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当院は(財)日本医療評価機構による認定を受けています。

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