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20241/9

第75回保健文化賞を受賞して

■カテゴリー：病院

消化器内科　副院長　花田敬士

　第75回保健文化賞の受賞式が東京で開催されました。今回は国内10団体と3個人が表

彰され、私は尾道市医師会と協働で、膵癌の危険因子に着目し、病診連携を生かして検査

介入を行う“膵癌早期診断プロジェクト（尾道方式）”を展開し、膵癌の早期診断例の増加

や5年生存率の改善等に貢献したことが評価され個人での受賞となりました。

　当日は厚生労働大臣表彰、NHK厚生文化事業団および朝日新聞厚生文化事業団から記

念品の贈呈、第一生命から感謝状が授与され、懇親会では他の受賞者の皆様と親しく懇談

し大きな刺激を頂きました。また翌日は報道のとおり、皇居にて天皇皇后両陛下と御所に

て拝謁、受賞の内容に対し直接労いのお言葉を頂きました。生涯忘れることのできない時

間となりました。

　尾道方式は現在、“Hi-PEACE”プロジェクトとして広島全県下で展開が開始されてお

り、尾道市医師会では膵癌早期診断推進部会が活動を開始し、精力的に情報共有を行って

います。今後とも活動を継続し、膵癌患者さんの生命予後改善に尽力したいと存じます。

　最後に、当院、尾道市および近隣医師会、尾道市や広島県の行政スタッフの皆様方に厚

く御礼申し上げます。

写真：武見敬三厚生労働大臣（当日は濵地副大臣）から表彰状の授与

参考記事

・朝日新聞デジタル版（12月20日）

・厚生労働省ホームページ

・日テレNEWS

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