日夜、患者さんのために働いている看護科の職場をご案内します。
各セクションごとの特長やスタッフの意気込みなどをご紹介します。
[ 外来診療部門 ]
外来診療部門は、化学療法センター、中央処置センター、心臓血管センターの3つのセンターと内科、小児科、小児外科、耳鼻咽喉科、麻酔科、皮膚科、外科、泌尿器科、歯科口腔外科、眼科、産婦人科、循環器内科、心臓血管外科、整形外科、形成外科、放射線治療科、脳神経外科を担当しています。
認定看護師と共に専門性を活かし、ライフスタイルに合わせた療養指導や外来で行われる検査や治療に対して安全で安楽に受けて頂けるよう、知識や技術の研鑽に努めています。また、院内外の多職種と連携をはかり、患者さん・ご家族にとって必要な情報提供や支援を行うことで安心して在宅療養が継続できるようにお手伝いします。
[ 外来検査部門 ]
当部署は、内視鏡センター、X線TV室、血管造影室、CT室で行われる検査・治療の介助を担っています。師長1名、師長補佐1名、主任1名、スタッフ17名(うち内視鏡技師8名)の20名です。
安全で安心な検査・治療が提供できるよう日々、多職種と連携・協働し取り組んでいます。地域の人々のQOLを守るため、24時間365日の待機制をとり、緊急の検査・治療にも対応しています。信頼していただける医療・看護をめざし、学会、研究会、勉強会へ積極的に参加し、常に新しい知識、技術など情報を得る努力をしています。また、看護研究にも取り組み、院外へも情報発信をしています。
患者さん、ご家族に寄り添う看護を大切にし、スタッフ一人ひとりがやり甲斐と誇りをもてるような魅力ある外来検査部門にしていきたいと思います。
[ 救急室 ]
2015年4月1日より、当院の地域救命救急センターが開設されました。
当院は三次救急、小児救急拠点病院、災害拠点病院、地域周産期母子センターの機能を併せ持っており、主に広島県尾三地域を中心とした近隣の救急患者の要請に対応しています。救急看護認定看護師を中心に患者さんの緊急度や重症度を判断し、高い方から優先して診療を行う、院内トリアージを行っています。
小児救急医療では24時間小児科医が常に勤務し、診療を行っております。看護部でも、小児のあらゆる症状、病状に対応できるように、日々研鑽しています。
また、災害派遣医療チーム(DMAT)の、大規模災害や多数の傷病者が発生した事故などの現場においての災害医療活動なども行っています。
最近ではコロナ感染症などを含め、様々な感染症対策の正しい知識の習得に努め、安全で安心できる環境作りに努めています。
[ 3B病棟 ]
3B病棟は46床あり、循環器科・心臓血管外科・呼吸器外科・放射線科・麻酔科の患者様が入院される混合病棟です。主に検査・治療のために入院される患者様や、手術や緊急搬送後に状態が落ち着かれた患者様が入院されています。患者様の状態を注意深く観察できる能力が求められ、定期的に勉強会の開催をし、スタッフの教育にも力を入れています。また、安全で安心した入院生活が送れるような気配りを心がけております。
毎週水曜日には入院中の心疾患の患者様を対象に「心臓リハビリカンファレンス」を開催し、退院後に患者様が困らないよう、多職種を交えて話し合いを行っています。また「心臓いきいき教室」では、退院後の患者様やご家族にも参加していただき、在宅での管理方法を検討する場を設けています。入院中だけではなく、退院後も切れ目のない「あたたかい看護」を提供できるようにスタッフ一同日々努力しております。
[ ICU ]
ICU(集中治療室)は、重症患者様の緊急入院や侵襲を伴う術後の患者様、小児を含む幅広い年齢層の方が入室されます。主治医、ICUスタッフに加えて多職種のチームと協働して患者様の重症化を防ぎ、早期回復に繋げるための治療を行っています。ICU担当医師、各科の医師と看護師にて、毎日「ICUカンファレンス」を行い、病態や今後の治療について話合っています。入室される方の病態は複雑であり、緊迫した状況の時も多く、様々な医療機器のアラーム音が響くような非日常的な環境ですが、患者様とそのご家族としっかりと向き合って、その思いを大切にすることを最優先した看護を実践しています
スタッフには、集中ケア認定看護師、救急看護認定看護師等、様々な資格を取得していて、即戦力として成長できるようにスタッフ教育も行っています。煩雑で緊急を要する場面も多く、細やかな配慮が必要なこともあるため、スタッフ同士力を合わせて看護を提供しています。
[ ER ]
地域救命救急センター病棟(ER)は、救命救急医療を必要とする患者や、侵襲の大きな手術後患者などの受け入れを行ない、高度で集中的な治療を行なう病棟です。病棟スタッフは看護師25名(うち師長1名・主任2名)です。ERには認定看護師2名(集中ケア認定看護師、摂食嚥下障害看護認定看護師)が在籍しています。また、呼吸療法認定士3名、糖尿病療養指導士1名、内視鏡検査技師1名など、専門的資格をもったスタッフが多数在籍しています。スタッフ一同が協働して、より質の高い医療・看護が提供できるよう努力しています。
当院では、平成27年4月1日より地域救命救急センターが開設され、救急や他の医療機関から搬送される3次救急患者を中心に、24時間・365日体制で受け入れを行なっています。
ER病棟に入院された患者・家族が安心・安全に治療・療養ができるよう、気持ちに寄り添ったケアと、治療のサポートができるよう取り組んでいきます。
[ 手術室 ]
看護師39名、常勤麻酔科医6名で外来日帰り手術から脳神経外科、心臓血管外科など16診療科の手術を年間約5,000件行っています。
低侵襲の内視鏡下手術を多く行い、入院期間の短縮、早期の社会復帰ができるよう努めています。手術を行う上で体内遺残予防、患者誤認防止、手術部位間違いなどの重大事故を予防するために、患者さんご自身にお名前や手術部位を言って頂いています。また、WHO(世界保健機関)が推奨する「安全チェックリスト」を活用したタイムアウト(決められたタイミングで一時作業を中止し、手術に就くスタッフ全員で安全確認を行うこと)を全ての手術で実践しています。看護師は術前訪問を通じて、不安を抱えながら手術に臨まれる患者さんやご家族の気持ちに寄り添い、個別性に応じた看護が提供できることを目標に手術看護を実践しています。
地域の皆様の生命と健康を守っていける知識・技術の向上に努め、質の高い看護提供を目指しています。
[ 4A病棟 ]
4A病棟は31床の産婦人科病棟です。スタッフは産婦人科医師5名、助産師21名、看護師10名、看護補助者5名で勤務しています。産科は尾三地域における地域周産期母子医療センターとして、ハイリスク妊産婦の母体搬送や紹介患者様の受け入れをしており、母子の命を守るためNICUと協働し、各部署との連携を図り素早い治療を行っています。出産後は母と子が一緒に過ごすことができるように24時間母子同室にしています。また外来部門との連携にて助産師外来の運営をし、妊娠期から産後にかけて母子のサポートを行っています。
院外活動として、助産師による性教育などの出前講座を行い、地域の皆様との交流も図っています。
婦人科では多様な婦人科疾患に対応し、主に手術療法、化学療法などの治療を受けられる方が入院されています。患者さんが安心して入院生活を送ることができるよう、安全で質の高い看護の提供を目指しています。そして患者様一人一人の思いに寄り添う思いやりのあるやさしい看護を心がけています。
[ 4B病棟 ]
4B病棟は、小児科・眼科・耳鼻咽喉科の混合病棟です。
当病棟には、生後数日の赤ちゃんから、高齢患者さんまで幅広い年齢層の方が入院されます。年齢に応じた対応をするため、子どもの成長・発達、成人・高齢者の特徴に配慮しそれぞれの対象患者さんに応じた看護を実践しています。
当院は小児急医療拠点病院であり、24時間体制で子どもの入院を受け入れています。小児科だけでなく15歳未満の子どもは多科にわたり入院の受け入れもしています。
入院中の子どもたちが治療の合間に遊ぶことの出来るプレイルームや、長期入院の学童期の子どものためには、オンライン授業などで学習ができる院内学級があるのも当病棟の特徴です。
スタッフは、常に笑顔を心がけ、子どもから高齢者までの患者さんが安全に、安心して入院生活を送っていただけるように日夜看護を行っています。不安に思うことは、何でも相談してください。
[ NICU ]
NICUは、昭和61年9月に開設し、平成14年に広島県地域周産期母子医療センターに指定されました。尾三地域を中心に、広島県東部の新生児医療を担っています。病床数はNICU6床、新生児回復室10床の16床です。スタッフは、小児科医・看護師・助産師、新生児集中ケア認定看護師が配置されています。28週以降の早産児だけでなく、37週以降でも哺乳や呼吸状態、黄疸の程度で治療が必要な赤ちゃんのケアを行っています。
NICUでは、「赤ちゃんを中心とした家族中心の看護」をモットーに、医師・看護師・多職種が常に連携をはかり、健全な発育と家族の愛情や絆を深めることができるよう取り組んでいます。家族のありのままの姿を受け止め支えるために、安全で正確な急性期の看護だけでなく、愛着形成や赤ちゃんの発達を促していくため、ディベロップメンタルケアの充実に力を入れています。入院中だけでなく退院後も地域の保健師や訪問看護師と連携し、継続的な支援を行っています。
[ 5A病棟 ]
5A病棟は、脳神経外科・泌尿器科・歯科口腔外科疾患を主に担当する病棟です。入院された方が手術・検査などを不安なく受けて頂けるように努め、病気・怪我からの順調な回復を目指しています。
予期せぬ急な入院による患者さんやご家族の負担は大きく、生活は激変します。私たちは医師・看護師・療法士・社会福祉士・薬剤師・栄養士等、多職種スタッフで協働し、退院後の生活が再構築できるように支援しています。
また5A病棟には、脳卒中リハビリテーション看護認定看護師2名が在籍しています。専門的な看護実践とともにスタッフの教育にも力を注ぎ、多施設・他部署相談にも応じています。私たちは、患者さんやご家族が安心して医療を受けていただけるよう、すべてのスタッフがチームワークを大切に医療・看護を提供していきます。
[ 5B病棟 ]
5B病棟は、消化器内科、呼吸器内科、腎臓内科、皮膚科を主に担当している病棟です。
一人ひとりの患者様・ご家族の思いや希望に寄り添い、自分たちに何ができるかを常に考えた看護を提供することをモットーに頑張っています。入院時や入院1週間頃には、患者様・ご家族の意向を確認させて頂いています。
様々な健康障害の患者様を受け入れ、医師・看護師・管理栄養士・薬剤師・MSWなど多職種と連携し患者様の入院生活、退院後の生活をサポートさせて頂いています。安全で質の高い看護が提供できるように、年間を通じて病棟勉強会、Web研修にも参加し研鑽に励んでいます。また、がん化学療法看護認定看護師を中心に化学療法中の患者様のケアへも力を入れています。
『やさしさ』と『笑顔』で患者様・ご家族から信頼され愛される病棟を目指し、スタッフ一同努力しています。入院中、気がかりなことがございましたら遠慮なく声をおかけください。
[ 6A病棟 ]
6A病棟は眺望の良い6階西側に位置し、消化器内科や呼吸器内科、腎臓内科などを中心とした内科系疾患患者の治療・看護を行っています。ただし、昨今の超高齢化社会の到来に伴い、当病棟に入院する患者の多くも高齢化が進んでおり、認知機能の低下や体動困難をきたす方も増えています。その中で、内科急性期に対する専門的治療の実践やADL低下をきたさないような工夫、患者に寄り添った精神面への介入など、スタッフ一丸となって取り組んでいます。また、日々の業務においても様々な工夫を凝らし、働きやすい環境作りや個々のキャリアデザイン形成などにも努めています。
もし天気の良い日あれば、6階に立ち寄り風光明媚な尾道水道や瀬戸内の島々と共に、元気あふれる病棟スタッフの笑顔を見て頂ければと思います。
[ 6B病棟 ]
当病棟は消化器・乳腺外科を中心に年間約1200件の手術が行われています。
日常診療で日々検討し取り組んでいることは、患者のQOLの維持・向上をはかること、そして、術後合併症の予防や早期離床を行って入院前の日常生活に近づけるように努めています。外科疾患に準じた6つのチームを構築し、それぞれのスキル向上に向けた活動を行っています。
人工肛門を造設された患者さん・家族への指導や乳癌の手術を受けられた患者さんへの補整下着の紹介など、退院後に困ることの無いよう、患者さんから普段の生活状況を聞きながら説明を行っています。毎年開催されるアピアランス相談会には、がん患者さんや家族の方が来られ、ウィックや補整下着の紹介、リンパマッサージを行っています。また、認知症患者さんへの対応について認知症看護認定看護師からアドバイスを受け、日々患者さんと目線を合わせて会話をしながらケアを行っています。
[ 7B病棟 ]
7B病棟は整形外科、内科の混合病棟で病床数47床です。
整形外科は運動器の疾患で、スポーツ外傷、転倒による骨折、事故による外傷等、手術目的で入院されています。
内科では消化器・呼吸器・腎臓系に関する疾患で、内視鏡による検査・治療は尾三地域以外からの紹介も多くあります。
対象年齢は乳幼児から超高齢者と幅広い年代の方を受け入れています。
長年痛みを抱えている患者様や、身体を思うように動かせないことで日常生活や社会的な活動が制限され、不自由や不安を感じている患者様に日常生活の援助を行い、回復促進のため早期離床に向けたリハビリを、理学療法士と共に積極的に取り組んでいます。
入院時より退院後の生活を見据えて、患者様・ご家族の方の思いに寄り添いながら地域と連携し多職種でサポートしています。共に学び合う姿勢を大切にし、患者様・ご家族の方が安心して医療を受けて頂けるようチーム一丸となり頑張っています。
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