JA尾道総合病院では生命の尊さと人間愛を基調に、医師・看護師ともに力を合わせ、病める人々を守り、地域の基幹病院としての自覚を持ち、常に新しくより高い知識の習得と技術の研鑽に励みます。

JA尾道総合病院

04平成30年度 病院指標

平成30年度 JA尾道総合病院の病院指標です。

2019/09/27
Update!

平成30年度 JA尾道総合病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分0〜10〜20〜30〜40〜50〜60〜70〜80〜90〜
患者数 948 212 296 499 586 832 2132 2904 2005 426
JA尾道総合病院は、昭和32年に開院し、医療法に定められる公的病院として、がん医療、救急医療、小児・産科医療など、地域になくてはならない分野を重点的に担っております。
がん医療においては、地域がん診療連携拠点病院として様々ながん治療を行っています。
救急医療においては、平成27年4月に地域救命救急センターを開設し、尾三医療圏を中心とした三次救急を担っています。
また、広島県小児救急医療拠点病院の県内3病院の1つとして、365日24時間体制で小児救急医療に対応し、さらに地域周産期母子医療センターとして新生児・産科医療を守っています。
このように、当院では小児・産科医療並びにがん医療、救急医療を行うことで、幅広い年代の患者への医療提供に対応し、年間退院患者数は10,000人超となっております。
広島県全体での高齢者の人口のピークは令和2年と予測されておりますが、当院の位置する尾三医療圏ではそれよりも早い平成27年に高齢化率がピークとなり、高齢者の患者が多い現状となっております。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
循環器内科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 202 2.77 3.01 0.00 71.52  
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 116 4.76 4.47 0.00 70.62  
050070xx01x0xx 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術・処置等2なし 93 4.23 5.15 0.00 64.69  
050130xx99000x 不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 77 20.00 17.66 24.68 82.69  
050210xx97000x 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1なし、1,3あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 42 10.40 11.01 4.76 78.86  
当科においては虚血性心疾患の検査および治療で入院される患者さんが多くおられます。
検査目的で入院される際には全国平均と同程度の約3日で退院をされます。
ご高齢の患者さんが増加していることなどにより、手術のための入院期間が若干長くなっておりますが、安全に治療を行うことを優先して治療を行っております。
当院は、広島県から「地域心臓いきいきセンター」としての指定を受け、心不全に対しての取り組みを行っております。
多職種がチームを作り、定期的にカンファレンスを行うことにより早期に退院をしていただけるよう努めております。
小児科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
140010x199x00x 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 手術なし 手術・処置等2なし 140 3.29 6.17 0.71 0.00  
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 副傷病なし 89 5.53 6.19 1.12 1.36  
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等2なし 副傷病なし 68 5.90 6.62 0.00 3.82  
030270xxxxxxxx 上気道炎 46 5.07 4.96 0.00 3.07  
140010x299x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重1500g以上2500g未満) 手術なし 手術・処置等2なし 43 10.51 11.32 0.00 0.00  
帝王切開で出生した児は全例小児科入院とし、経過観察を行っているため、症例数も多く平均在院日数は短くなっています。
一般小児科は、急性疾患特に気道感染症が主であり、平均在院日数は全国平均とほぼ同等です。
外科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 80 7.16 6.52 0.00 62.70  
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 79 6.35 4.96 0.00 70.87  
060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 74 7.76 7.30 4.05 67.51  
060020xx02x00x 胃の悪性腫瘍 胃切除術 悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし 副傷病なし 55 15.55 16.49 5.45 71.96  
060035xx01000x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 55 14.07 15.30 1.82 70.04  
当科はがん診療連携病院であるため症例数のTOP5のうち、胃、結腸(大腸)の2つの悪性疾患が占めていました。
当院の地域性から高齢者の手術症例が多いのですが、平均在院日数は全国平均と同等であり、良質な医療の提供が行えていると考えています。
また当科は低侵襲手術である腹腔鏡手術を積極的行っているため腹腔鏡下胆嚢摘出術、腹腔鏡下ヘルニア手術の症例数が多く占めています。
更に地域拠点病院であり積極的に救急患者の受け入れを行っているため急性胆嚢炎に対する腹腔鏡下胆嚢摘出術も多くなっています。
整形外科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 122 29.44 26.30 77.87 82.45  
070343xx97x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 その他の手術あり 手術・処置等2なし 59 15.22 16.80 3.39 71.07  
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 52 27.58 24.26 19.23 75.15  
160620xx01xxxx 肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。) 腱縫合術等 38 24.21 14.27 0.00 22.08  
070341xx020xxx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 頸部 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 前方椎体固定等 手術・処置等1なし 26 16.23 20.71 11.54 65.50  
当院整形外科は、膝疾患、脊髄疾患を中心に幅広い疾患に対応しております。
股関節大腿近位骨折で転院率が高いのは、地域医療連携を通して近隣病院へのリハビリ転院が多いためです。
脳神経外科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 35 19.54 16.18 42.86 70.77  
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 22 31.45 18.72 72.73 72.55  
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 17 12.06 9.69 17.65 73.71  
010060x2990201 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 13 15.31 16.16 15.38 71.85  
010040x199x00x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10以上) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 12 21.33 21.23 50.00 80.83  
当科では脳血管障害、脳腫瘍、頭部外傷、てんかん、小児神経外科領域などを中心に診療を行っています。
平成30年度の脳外科入院患者数は339例と前年に比し16例の増加でした。
疾病の内訳は脳血管障害258例(76.1%)、外傷62例(18.3%)、てんかん6例(1.8%)、脳腫瘍3例(0.9%)と脳血管障害が大半を占めておりました。
当院には『神経内科医』が不在なため脳梗塞の患者さんを脳外科が対応、外傷を含め手術を要しない患者さんも多数受け入れ対応させていただいておりますが、平成29年4月より血管内治療専門医が常勤となり、脳梗塞に対する急性期治療は今年度tPA療法8例、血栓回収療法は5例に施行しました。
入院早期よりリハビリを開始し症状の改善に取り組んでおりますが、年々高齢の患者さんの入院が増加、今年度の入院患者全体の平均年齢としては70.1±18.8歳と前年度に比し1.4歳若かったもののDPC診断群分類の上位5症例の平均年齢は全体に比し高く、リハビリも長期継続を要する方が多く、平均在院日数は総じて全国より長くなっています。
そのため備後地区の多くの病院との連携を深め、脳卒中については地域連携パスを積極的に活用し、患者さんの病状に合わせた治療を地域全体で行うように配慮しております。
心臓血管外科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
050180xx02xxxx 静脈・リンパ管疾患 下肢静脈瘤手術等 25 3.04 2.85 0.00 72.28  
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2なし 副傷病なし 22 3.73 8.75 9.09 74.64  
050161xx99000x 解離性大動脈瘤 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 11 19.09 17.40 0.00 72.09  
050163xx03x10x 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術 手術・処置等21あり 副傷病なし  
050080xx01010x 弁膜症(連合弁膜症を含む。) ロス手術(自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術)等 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり 副傷病なし  
尾道総合病院心臓血管外科は、心臓血管外科専門医認定機構認定修練施設(関連施設)、日本脈管学会認定研修関連施設、大動脈瘤・末梢血管ステントグラフト実施施設、下肢静脈瘤血管内焼灼術実施施設として、循環器内科とともに心臓血管センターとして心臓・血管関連疾患全般に治療を行なっております。
主な治療対象疾患は、心臓疾患(冠動脈疾患・弁膜症など)、大動脈疾患(胸部・腹部大動脈瘤・急性大動脈解離など)、末梢血管疾患(閉塞性動脈硬化症・透析関連手術・下肢静脈瘤など)などです。
疾患の重症度が異なりますので単純には比較検討できませんが、上記が昨年度の当科での状況です。
今後とも安全に安心して治療を受けて頂けるようにスタッフ一同頑張っていきたいと思います。
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産婦人科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 105 9.21 9.70 0.95 32.61  
120170xx99x0xx 早産、切迫早産 手術なし 手術・処置等2なし 56 15.55 19.69 7.14 29.68  
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 40 8.28 9.87 0.00 45.53  
120200xx99xxxx 妊娠中の糖尿病 手術なし 36 7.67 5.75 0.00 34.69  
12002xxx02x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 手術・処置等2なし 35 3.03 3.20 0.00 39.23  
地域周産期母子医療センターとして、近隣の医療施設から切迫早産をはじめとする妊娠合併症や、妊娠糖尿病などの合併症妊娠を多く受け入れています。
また、婦人科においては、合併症を有する悪性腫瘍患者が多く、入院での化学療法も行なっています。
眼科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり片眼 677 2.04 2.84 0.59 75.83  
020220xx97xxx0 緑内障 手術あり片眼 93 5.92 8.00 0.00 70.71  
020160xx97xxx0 網膜剥離 手術あり片眼 45 10.31 9.75 0.00 62.18  
020240xx97xxx0 硝子体疾患 手術あり片眼 37 5.49 6.16 0.00 67.03  
020200xx9710xx 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 29 6.79 7.05 0.00 69.10  
当院では白内障、網膜硝子体疾患、緑内障など、幅広い分野に対応しています。
重症疾患や緊急手術も多症例行っています。
上位5つの疾患の入院期間は、全国平均同等、もしくは全国平均より短い入院期間となっています。
耳鼻咽喉科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 87 7.71 7.89 0.00 19.98  
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 53 6.79 7.04 0.00 56.70  
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 25 5.64 5.43 0.00 44.40  
030150xx97xxxx 耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍 手術あり 23 5.70 7.37 0.00 60.74  
030428xxxxxxxx 突発性難聴 18 8.61 9.02 5.56 52.06  
当院の耳鼻咽喉科では、口蓋扁桃摘出術・アデノイド切除術や内視鏡下副鼻腔手術を多く行っています。
頭頸部腫瘍手術にも積極的に取り組んでいます。
放射線科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
070040xx99x2xx 骨の悪性腫瘍(脊椎を除く。) 手術なし 手術・処置等22あり 17 17.94 23.39 52.94 78.47  
010010xx99030x 脳腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等23あり 副傷病なし  
060010xx99x30x 食道の悪性腫瘍(頸部を含む。) 手術なし 手術・処置等23あり 副傷病なし  
090010xx99x2xx 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等22あり  
130030xx99x2xx 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等22あり  
放射線治療を施行した症例は転移性骨腫瘍、転移性脳腫瘍が多かった。
食道癌の化学放射線療法、乳癌の温存療法後の照射の症例もあつかっている。
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皮膚科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1なし 41 12.34 12.51 4.88 63.78  
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし 34 4.82 8.16 0.00 79.74  
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1なし 32 3.47 4.05 0.00 49.78  
080190xxxxxxxx 脱毛症 18 4.00 3.52 0.00 33.56  
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 11 7.64 8.98 0.00 73.36  
蜂窩織炎や壊死性筋膜炎などの感染症の入院が多く、次いで手術症例の入院が多いです。
脱毛症には3泊4日のステロイドパルス治療を行っています。
泌尿器科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
110080xx991x0x 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 副傷病なし 110 2.07 2.53 0.00 70.56  
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 88 7.58 7.20 2.27 74.51  
110080xx01xxxx 前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等 37 13.97 12.63 0.00 69.14  
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし 22 10.27 12.58 18.18 73.41  
110070xx99x20x 膀胱腫瘍 手術なし 手術・処置等22あり 副傷病なし 20 19.50 10.97 0.00 76.70  
入院で最も多いのが、前立腺癌が疑われる患者様に施行する前立腺生検でした。当院では1泊2日入院で麻酔下に経会陰的前立腺針生検を行っており、入院当日に施行、翌日退院です。合併症もなく全国平均よりも短い在院日数で安全に施行されています。
膀胱癌に対する経尿道的手術は88例と例年通りでした。ほぼ全国平均と同様の在院日数となっています。
前立腺癌に対する手術は全例で腹腔鏡手術を行っています。全国平均よりやや長い在院日数となっていますが、これは退院を延期せざるを得ないような合併症が発生したためではなく、術後尿失禁に対するめどが立ってからの退院を希望される患者様が比較的多いことが理由であると思われます。
尿路感染症につきましては、全国平均よりやや短い平均在院日数でした。効率の良い治療が行われていると考えられます。
膀胱腫瘍に対しての抗がん剤治療も多数例行っておりますが、患者様の平均年齢は高くなってきており、また患者様の中には遠方から受診していただいている方も多く、いったん退院されますと再受診には苦労されることが予想されます。そこで安心できる状態になって退院していただくようにしておりますので、在院日数がやや長くなっております。
呼吸器内科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 81 2.80 3.43 0.00 70.25  
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病なし 60 11.60 10.00 0.00 69.63  
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等2なし 57 18.82 19.06 12.28 72.96  
040040xx9905xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等25あり 39 26.31 19.34 0.00 68.90  
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 33 20.73 20.92 33.33 82.91  
・肺癌の診断を行う検査としては、気管支鏡検査とCTガイド下肺生検とがあります。いずれも2日間の入院が必要です。合併症などの治療を同時に行う必要があることがあるため、平均在院日数が2.8日となっています。
・肺癌に対して化学療法(カルボプラチンとパクリタキセルの併用療法、エルロチニブ、ゲフェニチブ、アファチニブを除く)を行う際には10日程度の入院が必要となることが多く、当院での平均在院日数は11.6日となっています。
・間質性肺炎の治療を行う際には3週間程度の入院が必要となることが多いです。当院の平均在院日数は18.8日となっています。
・肺癌に対して化学療法(カルボプラチンとパクリタキセルの併用療法、エルロチニブ、ゲフェニチブ、アファチニブ)を行う際には4週間程度の入院が必要となることが多く、当院での平均在院日数は26.3日となっています。
・誤嚥性肺炎の治療を行う際には、肺炎そのものの治療に加えて、合併症の治療を行う必要があることが多く、当院での平均在院日数は20.7日となっています。
腎臓内科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし 17 11.82 12.58 5.88 78.53  
110260xx99x0xx ネフローゼ症候群 手術なし 手術・処置等2なし 13 23.69 21.40 7.69 62.85  
110280xx99000x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 11 10.18 12.05 27.27 68.27  
110280xx991x0x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1あり 副傷病なし 10 4.30 7.18 0.00 46.00  
110280xx02x1xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等21あり  
当院では腎炎・ネフローゼ症候群をはじめ、慢性腎臓病の診断・治療・療養指導をを包括的に行っています。
※10症例未満の場合、−(ハイフン)と表示しています。
麻酔科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 14 2.00 8.98 0.00 73.64  
010310xx97x1xx 脳の障害(その他) 手術あり 手術・処置等2あり  
080240xx97xxxx 多汗症 手術あり  
070150xx97xxxx 上肢神経障害(胸郭出口症候群を含む。) 手術あり  
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし  
1泊入院での帯状疱疹、帯状疱疹後神経痛に対するブロック症例が多く、平均在院日数は全国平均より短くなっています。
※10症例未満の場合、−(ハイフン)と表示しています。
消化器内科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
060100xx01xx0x 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 副傷病なし 447 2.20 2.67 0.00 66.16  
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 副傷病なし 245 10.37 10.08 5.31 75.83  
060020xx04x0xx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 手術・処置等2なし 118 8.18 8.52 0.00 73.33  
06007xxx97x00x 膵臓、脾臓の腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 64 18.08 13.33 7.81 73.92  
060050xx0310xx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) 肝悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法(一連として)等 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 62 9.21 14.56 0.00 76.95  
当院消化器内科で多い手術は、大腸腫瘍や早期胃がんに対する内視鏡治療、内視鏡的逆行性膵胆管造影(ERCP)を用いた胆道ステント治療や経鼻ドレナージ治療、肝臓癌に対する局所治療が上位となっております。
消化管・肝臓・膵胆道の各領域を専門とする指導医・専門医が在籍しており、短い在院日数で安全かつ合併症の少ない治療を行っています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
 初発再発病期分類
基準(※)
版数
Stage IStage IIStage IIIStage IV不明
胃癌 129 16 14 26 16 58 1 7,8
大腸癌 39 47 43 22 39 98 1 7,8
乳癌 31 21 33 1 7,8
肺癌 29 16 38 79 208 1 7,8
肝癌 20 10 10 174 1 7,8

※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

5大癌と呼ばれる胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌の患者さんの数を、初発のUICC病期分類別と再発に分けて集計しています。
※10症例未満の場合、ー(ハイフン)と表示しています。
UICC病期分類とは、UICC病期分類国際対がん連合によって定められた?原発巣の大きさと進展度、?所属リンパ節の転移状況、?遠隔転移の有無の3つのカテゴリによって各がんを?期(早期)から?期(末期)の4病期(ステージ)に分類するものです。
当院は、地域がん拠点診療連携拠点病院として、がん診療を専門とする医師・看護師・薬剤師等の医療スタッフを配置し、手術・放射線治療、抗がん剤治療、緩和ケアなど患者さんの状況に合わせた専門的ながん医療を提供しています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
 患者数平均
在院日数
平均年齢
軽症 17 9.65 56.12
中等症 89 15.25 78.28
重症 24 16.88 85.46
超重症
不明
・肺炎の重症度で分類すると、軽症は若年者に多く、重症は高齢者に多い傾向があります。
・軽症の肺炎の場合は、合併症がなければ、外来通院治療に移行することも可能ですが、治療しなければならない合併症があれば、同時に治療を行います。
・重症の肺炎の場合は、肺炎そのものの治療に多くの日数を要することが多いのに加えて、同時に治療すべき合併症が多いこともあり、在院日数が長期化する傾向にあります。
※10症例未満の場合、ー(ハイフン)と表示しています。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から患者数平均在院日数平均年齢転院率
3日以内 132 23.13 76.01 39.73
その他 14 18.29 77.64 4.79
平成30年4月1日から平成31年3月31日までで脳外科に入院した患者339例中、脳血管障害による入院患者は258例(虚血性147例、出血性79例、その他32例)でした。
その内脳梗塞は135例(心原性脳塞栓35例、アテローム血栓性梗塞33例、BAD31例・ラクナ梗塞23例、その他6例、不明7例)、症状が一過性であったTIAが7例、RINDが1例、椎骨脳底動脈循環不全は4例と虚血性疾患は前年に比し14名の減少でした。
平成29年4月より血管内治療専門医が常勤となり、脳梗塞に対する急性期治療はtPA療法8例、血栓回収療法は5例に施行しました。
当科では発症早期からリハビリを介入し症状の改善に取り組むとともに地域連携パスを活用し近隣の病院と連携しながら患者さんの病状に合わせた治療を地域全体で行うよう心がけていますが入院される患者さんの年齢は年々高くなり、発症3日以内の平均年齢は76.0歳と前年に比し2歳高くなり、転院率は39.7%と前年に比し3.3%減じておりましたが、平均在院日は23.1日と1.1日長くなっておりました。
今後も脳梗塞に対して正確な病型診断を行い、適した抗血栓薬を選択するとともに全身疾患である動脈硬化に対する精査も行い、脳梗塞の再発を防ぐべく動脈硬化に対する配慮を加えた薬物療法に、適応を遵守しながらも血行再建術を含めた外科的治療を絡め診療をさせて頂いております。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
循環器内科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 89 1.51 4.00 1.12 70.97  
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ) 58 0.72 2.55 1.72 65.38  
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) 49 0.59 11.04 0.00 70.35  
K5952 経皮的カテーテル心筋焼灼術(その他) 36 1.36 2.86 0.00 63.72  
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 29 1.93 10.31 10.34 80.55  
当科の手術においては冠動脈疾患における冠動脈ステント留置術が最も多く、平成30年度は200例以上のカテーテル手術を行いました。
ペースメーカー移植術および不整脈に対するカテーテルを用いた手術(経皮的カテーテル心筋焼灼術)の実施件数も年々増加しており、後者については心房細動という不整脈に対する治療を含めると年間約80件の治療を行いました。
また、重症の心不全患者さんに対する心臓再同期療法、重症の不整脈患者さんに対する植込み型除細動器移植術、末梢動脈疾患に対する血管拡張術なども行っております。
小児科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K9131 新生児仮死蘇生術(仮死第1度) 39 0.00 31.36 7.69 0.00  
K7151 腸重積症整復術(非観血的なもの)  
K9132 新生児仮死蘇生術(仮死第2度)  
K386 気管切開術  
K830 精巣摘出術  
小児科における手術は新生児仮死蘇生術が主となっています。
非観血的な腸重積の整復は小児科で行っています。
※10症例未満の場合、ー(ハイフン)と表示しています。
外科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 184 1.59 5.63 1.63 66.33  
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 81 5.06 12.90 6.17 73.32  
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 74 1.36 3.96 0.00 70.50  
K655-22 腹腔鏡下胃切除術(悪性腫瘍手術) 54 3.52 14.11 9.26 73.30  
K740-22 腹腔鏡下直腸切除・切断術(低位前方切除術) 40 3.60 20.93 2.50 66.23  
当科は低侵襲手術である腹腔鏡手術を胆石症、鼠径ヘルニアのような良性疾患から大腸癌、胃癌などの悪性疾患に対しても幅広く積極的に行っているため、症例数TOP5の全てを腹腔鏡手術が占めていました。
その手術の質も内視鏡外科技術認定医が3人在籍しているため高いと自負しています。
整形外科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K1426 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓形成) 90 2.21 13.26 6.67 68.64  
K0461 骨折観血的手術(肩甲骨,上腕,大腿) 72 3.79 21.83 80.56 80.79  
K0821 人工関節置換術(肩,股,膝) 58 1.10 25.91 17.24 74.64  
K0811 人工骨頭挿入術(肩,股) 56 5.18 22.98 66.07 81.41  
K0462 骨折観血的手術(前腕,下腿,手舟状骨) 35 2.26 16.89 28.57 64.83  
当院整形外科は、膝疾患、脊髄疾患を中心に幅広い疾患に対応しています。
骨折観血的手術や股関節大腿近位骨折で転院率が高いのは、地域医療連携を通して近隣病院へのリハビリ転院が多いためです。
脳神経外科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 18 2.39 13.67 33.33 81.89  
K1781 脳血管内手術(1箇所) 13 2.38 37.00 23.08 71.31  
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 12 2.50 16.08 8.33 72.50  
K1643 頭蓋内血腫除去術(開頭)(脳内)  
K178-4 経皮的脳血栓回収術  
平成30年度に行った手術数は前年と同等の89例、その内慢性硬膜下血腫に対する手術が今年度も20例と最も多く、次いで脳血管内手術の脳動脈瘤内塞栓術13例、経皮的頚動脈ステント留置術12例でした。
その他の血管内治療として狭窄性病変に対するバルーンによる血行再建術3例、海綿静脈洞部硬膜動静脈瘻に対するコイル塞栓術2例、横・S状静脈洞部硬膜動静脈瘻に対するコイル塞栓・動静脈瘻塞栓術2例、外傷性内頚動脈海綿静脈洞瘻に対するコイル塞栓術1例行いました。
開頭血腫除去術は脳内が6例、外傷3例、経皮的血栓回収術は5例、破裂脳動脈瘤に対する開頭クリッピング術3例、モヤモヤ病に対する直接血行再建術3例、腫瘍摘出術は2例行いました。
血管内手術や直接血行再建術は、広島大学脳神経外科より治療支援を頂き対応させて頂きました。
経皮的頚動脈ステント留置術は基本的に予定手術で術前日入院して頂いておりますが脳梗塞発症後の亜急性期での施行例があり、術前・術後日数が長くなっておりました。
それ以外は未破裂脳動脈瘤を除き大半が緊急手術であり、また術前状態も芳しくない方もおられるため、慢性硬膜下血腫でも手術により状態は改善されたものの術後リハビリを要し転院される方も一部おられました。
経皮的血栓回収術後の方も症状の改善は得られたもののリハビリ継続のため5割の方が転院を要しておられましたが、引き続き“患者さん第一”とし、丁寧かつ確実な手術遂行を心がけています。
※10症例未満の場合、ー(ハイフン)と表示しています。
心臓血管外科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K610-3 内シャント又は外シャント設置術 23 0.04 2.09 8.70 74.22  
K6171 下肢静脈瘤手術(抜去切除術) 15 0.00 2.07 0.00 69.80  
K5522 冠動脈、大動脈バイパス移植術(2吻合以上) 11 6.45 25.27 18.18 74.45  
K5612ロ ステントグラフト内挿術(1以外の場合)(腹部大動脈)  
K5551 弁置換術(1弁)  
尾道総合病院心臓血管外科は、心臓血管外科専門医認定機構認定修練施設(関連施設)、日本脈管学会認定研修関連施設、大動脈瘤・末梢血管ステントグラフト実施施設、下肢静脈瘤血管内焼灼術実施施設として、循環器内科とともに心臓血管センターとして心臓・血管関連疾患全般に治療を行なっております。
主な治療対象疾患は、心臓疾患(冠動脈疾患・弁膜症など)、大動脈疾患(胸部・腹部大動脈瘤・急性大動脈解離など)、末梢血管疾患(閉塞性動脈硬化症・透析関連手術・下肢静脈瘤など)などです。
疾患の重症度が異なりますので単純には比較検討できませんが、上記が昨年度の当科での状況です。
今後とも安全に安心して治療を受けて頂けるようにスタッフ一同頑張っていきたいと思います。
※10症例未満の場合、ー(ハイフン)と表示しています。
産婦人科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K8982 帝王切開術(選択帝王切開) 101 4.51 5.97 0.00 32.32  
K8981 帝王切開術(緊急帝王切開) 55 12.47 6.25 1.82 33.93  
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) 48 0.94 3.92 0.00 47.17  
K877 子宮全摘術 41 1.22 6.32 0.00 47.24  
K867 子宮頸部(腟部)切除術 35 1.00 1.00 0.00 38.97  
帝王切開率の低減に努めています。
また、腹腔鏡手術にも力を入れています。
眼科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) 674 0.01 1.03 0.59 75.78  
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含む) 155 0.10 6.73 1.29 67.32  
K2682 緑内障手術(流出路再建術) 61 0.00 4.28 0.00 70.36  
K2683 緑内障手術(濾過手術) 31 0.00 6.32 0.00 70.94  
K2686 緑内障手術(水晶体再建術併用眼内ドレーン挿入術) 16 0.00 1.63 0.00 75.06  
当院眼科の手術は、白内障に対する手術が最も多く、入院の場合は1泊2日で治療しています。
また、網膜硝子体疾患や緑内障等、重症例や緊急手術にも幅広く対応しています。
耳鼻咽喉科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 81 1.05 5.79 0.00 20.46  
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 37 0.97 4.92 0.00 58.27  
K340-4 内視鏡下鼻・副鼻腔手術2型(副鼻腔単洞手術) 19 1.00 4.32 0.00 45.53  
K3892 喉頭・声帯ポリープ切除術(直接喉頭鏡又はファイバースコープによるもの) 15 1.00 1.00 0.00 57.00  
K3932 喉頭腫瘍摘出術(直達鏡) 12 1.00 1.00 0.00 63.00  
当院の耳鼻咽喉科の手術件数は口蓋扁桃摘出術が最も多く、内視鏡下副鼻腔手術や顕微鏡下喉頭微細手術、唾液腺腫瘍手術も多く行っています。
皮膚科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) 36 0.08 4.25 2.78 80.06  
K0051 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm未満) 18 0.22 1.67 0.00 38.00  
K0052 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm以上4cm未満)  
K0053 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径4cm以上)  
K0063 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径6cm以上12cm未満)  
皮膚癌の手術が多く、高齢の患者様が多いため術後数日入院にて経過をみさせていただいています。
良性腫瘍の手術は1〜2泊で行っています。
※10症例未満の場合、ー(ハイフン)と表示しています。
泌尿器科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの) 58 1.09 5.33 1.72 73.14  
K843-2 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術 37 1.00 11.97 0.00 69.14  
K8036ロ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(その他のもの) 30 1.00 5.90 3.33 77.17  
K773-2 腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術 29 1.03 9.62 0.00 74.21  
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 18 1.00 4.56 0.00 68.22  
当院泌尿器科における最も多い手術は、膀胱癌に対する経尿道的手術88例でした。
この手術が最も多く行われていることは例年と変わらず、術前日に入院され術後5、6日程度で退院となっていました。
さらに前立腺癌に対する腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術37例、腎がんや腎盂・尿管がんに対する腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術29例と続きますが、手術をより低侵襲の腹腔鏡下で行うように努めている当院泌尿器科の特徴をよく表していると思われます。
腎結石や尿管結石に対するレーザーを用いた経尿道的尿路結石除去術は18例で、比較的短い入院で行われていました。
腎臓内科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K610-3 内シャント又は外シャント設置術 15 6.93 15.13 40.00 72.67  
K635-3 連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術  
K608-3 内シャント血栓除去術  
K6147 血管移植術、バイパス移植術(その他の動脈)  
K616-4 経皮的シャント拡張術・血栓除去術  
当院では患者さんのニーズに合わせた透析治療法選択に対応し、血液透析、腹膜透析の導入・維持を行っています。
※10症例未満の場合、ー(ハイフン)と表示しています。
消化器内科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 414 0.08 1.14 0.00 67.10  
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 183 2.73 11.64 12.02 76.71  
K6152 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術) 127 1.42 8.94 1.57 75.80  
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層) 119 1.02 6.17 0.00 72.97  
K682-3 内視鏡的経鼻胆管ドレナージ術(ENBD) 76 1.22 12.91 5.26 71.09  
当院消化器内科は、消化管・肝臓・膵胆道の各領域を専門とする指導医・専門医が在籍しており、内視鏡検査・治療、カテーテルを用いたIVR治療などを精力的に施行しています。
本年は、内視鏡的逆行性膵胆管造影(ERCP)を用いた総胆管結石治療やステント留置術、早期胃がんの内視鏡的治療、肝臓がんに対する局所治療が上位に入っていますが、この他にも消化器領域の疾患に対する多くの検査・治療を行い医療貢献しています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC傷病名入院契機症例数発生率
130100播種性血管内凝固症候群同一
異なる 30 0.28
180010敗血症同一
異なる 22 0.20
180035その他の真菌感染症同一
異なる
180040手術・処置等の合併症同一 103 0.95
異なる
当院は手術や処置を行う際には、合併症をおこさないように細心の注意を払い施行しています。
起こり得る合併症については、事前に可能な限り患者さんに説明したうえで、手術や処置の施行に同意をいただくよう努めています。
※10症例未満の場合、−(ハイフン)と表示しています。
更新履歴

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