JA尾道総合病院では生命の尊さと人間愛を基調に、医師・看護師ともに力を合わせ、病める人々を守り、地域の基幹病院としての自覚を持ち、常に新しくより高い知識の習得と技術の研鑽に励みます。

JA尾道総合病院

01平成27年度 病院指標

平成27年度 JA尾道総合病院の病院指標です。

2016/09/30
Update!

 

平成27年度 JA尾道総合病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞のICD10別患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分0〜10〜20〜30〜40〜50〜60〜70〜80〜90〜
患者数 993 214 300 475 572 892 2362 2813 1904 309
当院は、昭和32年に開院し、医療法に定められる公的病院として、がん医療、救急医療、小児・産科医療など、地域になくてはならない分野を重点的に担っております。
がん医療においては、地域がん診療連携拠点病院としてさまざまながん治療を行っています。
救急医療においては、平成27年4月に地域救命救急センターを開設し、尾三医療圏を中心とした三次救急を担っています。
また、広島県小児救急医療拠点病院の県内3病院の1つとして、365日24時間体制で小児救急医療に対応し、さらに地域周産期母子医療センターとして新生児・産科医療を守っています。
このように、当院では小児・産科医療並びにがん医療、救急医療を行うことで、幅広い年代の患者さんへの医療提供に対応し、年間退院患者数は10,000人超となっております。
広島県全体での高齢者の人口のピークは平成32年と予測されておりますが、当院の位置する尾三医療圏ではそれよりも早い平成27年に高齢化率がピークとなり、高齢者の患者さんが多い現状となっております。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)ファイルをダウンロード
外科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
060040xx99x60x 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等26あり 副傷病なし 87 4.52 4.51 0.00 65.84  
060335xx0200xx 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 72 8.08 7.84 2.78 64.71  
060035xx0100xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 69 15.41 17.41 5.80 70.25  
当科で最も多い症例は、直腸肛門の悪性腫瘍で化学療法を施行した症例です。平均在院日数は、
全国平均並みとなっております。
また、低侵襲手術である腹腔鏡手術を胆石症や結腸悪性腫瘍等に対して積極的に行っており、
症例数も2位、3位となっております。
眼科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
020200xx9710xx 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 50 4.14 7.99 0.00 70.16  
020220xx97xxx0 緑内障 手術あり片眼 41 7.34 9.57 0.00 70.71  
020160xx97xxx0 網膜剥離 手術あり片眼 28 9.86 11.08 0.00 60.79  
当院眼科では、網膜硝子体疾患や緑内障など幅広い眼科疾患に対応しております。
(上位3つの疾患はいずれも全国平均より短い入院期間となっています。)
呼吸器内科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
040080x099x0xx 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(15歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 132 12.57 14.34 9.85 72.41  
040040xx99100x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 93 2.09 3.29 0.00 70.34  
040040xx9904xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 66 16.89 13.38 1.52 71.21  
呼吸器感染症としては、肺炎・気管支炎の症例数が多く、合併症の併発が強く、入院日数は肺炎そのものの治療日数よりも長くなる傾向がありますが、全国の平均在院日数より短い在院日数となっております。また、肺炎と診断されても治療を他院に依頼することが少なく、当院で治療を終了するまで入院を続けることが多いです。
肺癌の診断目的での気管支鏡検査入院の症例が2番目に多く、合併症を起こすことも殆どなく2日で退院しております。
肺癌の治療として呼吸器内科では化学療法単独または放射線療法を行うことが大半です。また、高齢者の割合が多いため、化学療法の副作用を治療させるために入院期間が長くなっています。
産婦人科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 110 9.18 9.94 0.00 33.23  
120170xx99x0xx 早産、切迫早産 手術なし 手術・処置等2なし 45 21.47 20.87 4.44 31.29  
120070xx01xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 開腹によるもの等 29 8.00 10.43 0.00 46.83  
産科・婦人科良性疾患に関しては、術後4〜6日目の退院を目安にしており、全国平均より短い入院期間となっております。
当院は、地域周産期母子医療センターの役割を担っており、切迫早産管理を目的とした近隣施設からの紹介も多くなっております。
耳鼻咽喉科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 135 7.75 8.20 0.00 16.86  
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 62 7.81 7.76 0.00 54.55  
030150xx97xxxx 耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍 手術あり 32 5.63 7.94 0.00 60.97  
当院では口蓋扁桃摘出術・アデノイド切除術や内視鏡下鼻副鼻腔手術を多く行っており、いずれも標準的な入院日数は8日間です。
また、頭頸部腫瘍手術にも積極的に取り組んでいます。
循環器科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 257 3.03 3.07 0.78 68.83  
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし 138 6.27 4.87 0.72 71.67  
050130xx99000x 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 73 16.74 18.30 23.29 85.04  
当科においては虚血性心疾患の検査および治療で入院される患者さんが多くおられます。
検査目的で入院される際には全国平均と同程度の約3日で退院をされます。
ご高齢の患者さんが増加していることなどにより手術のための入院期間が若干長くなっておりますが、安全に治療を行うことを優先して診療を行っております。
当院は広島県から「地域心臓いきいきセンター」としての指定を受け、心不全に対しての取り組みを行っております。
多職種がチームを作り、定期的にカンファレンスを行うことにより早期に退院をしていただけるよう努めております。
脳神経外科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
010060x099030x 脳梗塞(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等23あり 副傷病なし 78 25.72 18.08 43.59 75.73  
010060x099000x 脳梗塞(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 35 24.43 15.80 45.71 74.14  
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 25 15.60 7.52 28.00 60.00  
当科では脳卒中を主体とする脳血管障害、脳腫瘍、頭部外傷、てんかん、小児神経外科領域などを中心に診療を行っています。平成27年度の入院患者数は376例、うち195例が救急外来から緊急入院となられた方であり、また疾病の内枠は脳血管障害225例、外傷69例、脳腫瘍22例でした。「神経内科医」が不在なため、脳梗塞の患者さんも数多く、外傷を含め、手術加療を要しない患者さんも受入れ治療をさせていただいております。
入院早期よりリハビリを開始、症状の改善に取り組んでおりますが、御高齢の患者さんも多く、リハビリ継続を要する方も多く、脳卒中については地域連携パスを積極的に活用し、備後地区の多くの病院と連携し、患者さんの病状に合わせた治療を地域全体で行うように対応しております。
小児科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
040080x1xxx0xx 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(15歳未満) 手術・処置等2なし 139 5.76 5.72 1.44 2.42  
140010x197x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 手術あり 手術・処置等2なし 85 3.25 8.13 0.00 0.00  
140010x199x00x 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 67 3.88 6.17 1.49 0.00  
小児科は急性疾患の入院が主ですが、基礎疾患を有する小児の呼吸器感染症の入院が多く、平均在院日数がやや長くなっています。
低出生体重児の入院においては在胎週数27週以上を対象としております。
消化器内科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 副傷病なし 167 9.51 10.93 1.80 75.87  
060050xx97x0xx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) その他の手術あり 手術・処置等2なし 140 8.34 11.98 0.71 75.50  
060020xx04x0xx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 手術・処置等2なし 110 8.57 9.20 0.00 73.11  
 当院消化器内科は、消化管、肝臓、膵、胆道の各領域に、卓越した技能を有する指導医・専門医が在籍し、内視鏡検査・治療、カテーテルを用いたIVR治療を精力的に展開しています。年間の総内視鏡件数は県下でも有数の11,000件を超え、24時間対応しています。内視鏡的逆行性膵胆管造影(ERCP)を用いた総胆管結石の治療、肝臓癌に対する局所治療、胃腫瘍の内視鏡的切除術がTOP3となりましたが、この他にも消化器領域の悪性腫瘍に対する検査・治療を多数行っております。
心臓血管外科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
050180xx97xx0x 静脈・リンパ管疾患 その他の手術あり 副傷病なし 44 2.77 3.46 0.00 67.25  
050050xx0111xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 心室瘤切除術(梗塞切除を含む。) 単独のもの等 手術・処置等11,2あり 手術・処置等21あり 12 32.92 28.59 8.33 68.83  
050163xx03x10x 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術 手術・処置等21あり 副傷病なし 10 15.80 16.65 0.00 74.20  
当院心臓血管外科では、心臓血管の手術のほか、静脈瘤の手術治療も行っております。
下肢静脈瘤の手術は疼痛、不安の強い手術当日は入院していただき、1泊2日もしくは2泊3日での入院にて安心して加療を受けて頂いております。
また腹部大動脈瘤に対するステントグラフト治療も行っており、比較的短い入院期間での治療を施行しています。
腎臓内科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
110280xx99000x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 23 11.00 13.64 8.70 65.48  
110260xx99x0xx ネフローゼ症候群 手術なし 手術・処置等2なし 14 19.36 23.89 7.14 65.14  
110310xx99xxxx 腎臓または尿路の感染症 手術なし 10 18.30 12.60 30.00 74.40  
当院腎臓内科では、慢性糸球体腎炎、慢性腎不全、ネフローゼ症候群の検査・治療を行っています。食事・血圧等多角的な評価を行い治療薬の調整をします。
整形外科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
160800xx01xxxx 股関節大腿近位骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 83 20.78 28.70 86.75 84.19  
160620xx01xxxx 肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。) 腱縫合術等 81 23.00 11.98 0.00 31.01  
070343xx97x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 その他の手術あり 手術・処置等2なし 71 13.56 18.44 0.00 71.65  
当院整形外科は、膝疾患、脊髄疾患を中心に幅広い疾患に対応しております。
股関節大腿近位骨折で転院率が高いのは地域医療連携を通し、近隣病院へのリハビリ転院が多いためです。
泌尿器科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 70 8.99 7.59 0.00 76.04  
110070xx99x20x 膀胱腫瘍 手術なし 手術・処置等22あり 副傷病なし 47 12.70 12.36 0.00 70.23  
110080xx01x0xx 前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし 24 15.33 14.03 0.00 66.96  
当院泌尿器科において最も多い入院症例は、膀胱腫瘍に対する経尿道的手術です。平均在院日数をみると、全国平均と比較すると高齢の患者様が多いためか
やや長くなっています。また、膀胱癌などの尿路上皮癌に対する抗がん剤治療も積極的に行っており、一定の効果がみられています。第3位は前立腺癌に対する手術ですが、当科では全例腹腔鏡下前立腺全摘除により手術を行っています。
皮膚科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1なし 28 3.36 4.38 0.00 51.96  
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし 15 8.87 10.49 13.33 82.13  
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 15 8.00 8.97 0.00 74.13  
当院皮膚科は、皮膚の良性・悪性腫瘍といった手術を要する患者さんの入院治療が中心となっており、次いで帯状疱疹や蜂窩織炎といった一般的皮膚疾患の患者さんが多い傾向です。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
 初発再発病期分類
基準(※)
版数
Stage IStage IIStage IIIStage IV不明
胃癌 153 15 19 14 4 101 1 7
大腸癌 40 36 46 27 49 271 1 7
乳癌 39 16 8 2 2 35 1 7
肺癌 41 4 16 26 91 184 1 7
肝癌 27 26 5 3 12 214 1 7

※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

当院での癌症例を病期分類で見た場合、Stage?の割合が高くなっております。
胃癌・大腸癌に対する手術は、腹腔鏡下手術を行い、なるべく体に負担がかからないように心がけております。
乳癌に対しては術前化学療法や乳房再建など個々の状況に追う維持手治療方針を決定しております。
また、再発が多い疾患は、大腸癌、肝癌、肺癌の順となっております。再発した場合には化学療法が治療の主体となりますが、当院では認定看護師、薬剤師等がチームを作り、治療、副作用対策を行っております。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
 患者数平均
在院日数
平均年齢
重症度 0 19 9.47 54.32
重症度 1 32 12.19 75.00
重症度 2 38 17.55 83.24
重症度 3 17 13.82 80.12
重症度 4 7 17.00 84.14
重症度 5 0 0.00 0.00
不明 1 2.00 79.00
日本呼吸器学会によると肺炎は市中肺炎、医療・介護関連肺炎、院内肺炎とに分けられます。
当院に入院した市中肺炎と医療・介護関連肺炎を市中肺炎の重症度判定で分類すると、重症度0項目の軽症は約10%を占めており、本来は外来治療が可能ですが入院加療も行っております。これは社会的適応によるものが多くなっております。
重症度1ないし2項目の中等症は約30%を占め、高齢者が多いことにより入院日数は長くなっております。これは、高齢者に合併症が多いことが原因としてあげられます。
重症度3項目の重症は約14%を占めております。高齢者が多いですが、入院日数は上記の中等度の肺炎よりも短い傾向にあります。
重症度4ないし5項目の超重症は約17%を占め、最も年齢が高くなっておりますが、入院期間は上記の重症と比較してほぼ同程度となっております。
脳梗塞のICD10別患者数等ファイルをダウンロード
ICD10傷病名発症日から患者数平均在院日数平均年齢転院率
G45$一過性脳虚血発作及び関連症候群3日以内 9 3.22 65.89 9.09
その他 2 7.00 65.00 0.00
G46$脳血管疾患における脳の血管(性)症候群3日以内 0 0.00 0.00 0.00
その他 0 0.00 0.00 0.00
I63$脳梗塞3日以内 137 26.30 76.45 43.92
その他 11 36.45 73.55 2.70
I65$脳実質外動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの3日以内 0 0.00 0.00 0.00
その他 2 20.50 68.50 0.00
I66$脳動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの3日以内 1 2.00 84.00 100.00
その他 0 0.00 0.00 0.00
I675もやもや病3日以内 3 5.33 1.67 0.00
その他 0 0.00 0.00 0.00
I679脳血管疾患,詳細不明3日以内 0 0.00 0.00 0.00
その他 0 0.00 0.00 0.00
脳梗塞は、適切な診断をしてできるだけ早く治療開始が望まれる病気です。”時間との闘い”とも言われ、起こってから間もない時間(4.5時間以内)でまだ脳の細胞が死にいたっていなければ、血栓(血のかたまり)を溶かす薬(=tPA)を用いた血栓溶解療法や、また場合によってはカテーテルによる治療や開頭術などの治療も考慮しながら対応、その後は再発を防ぐ治療を始め、早期からリハビリテーションにも取り組んでいただいております。地域連携パスも積極的に活用しており、近隣の病院と連携し、患者さんの病状に合わせた治療を地域全体で行うように心がけています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)ファイルをダウンロード
眼科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他) 619 0.01 1.02 0.00 75.31  
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含む) 126 0.11 4.70 0.79 67.94  
K2683 緑内障手術(濾過手術) 31 0.00 6.52 0.00 70.61  
当院眼科の手術は、白内障に対する手術が最も多く、1泊2日入院で手術を行っております。
また、網膜硝子体疾患や緑内障等、幅広い眼科疾患に対する手術を行っております。
産婦人科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K8982 帝王切開術(選択帝王切開) 98 5.48 6.37 0.00 33.16  
K8981 帝王切開術(緊急帝王切開) 47 4.87 6.89 0.00 31.09  
K8881 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(開腹) 39 0.97 6.41 0.00 47.69  
帝王切開ならびにリンパ節郭清や他の骨盤内臓器の摘出を伴わない開腹による子宮付属器腫瘍摘出の場合は、術後6日目の退院を目安にしております。
耳鼻咽喉科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 129 1.00 5.98 0.00 17.29  
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 41 1.22 5.80 2.44 55.12  
K3932 喉頭腫瘍摘出術(直達鏡) 19 1.00 1.16 0.00 62.74  
当院耳鼻咽喉科の手術件数は口蓋扁桃摘出術が最も多く、内視鏡下副鼻腔手術や顕微鏡下喉頭微細手術なども多く行っています。
循環器科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 110 3.25 3.87 2.73 71.78  
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 43 1.44 8.93 4.65 78.12  
K5952 経皮的カテーテル心筋焼灼術(その他) 36 2.58 3.97 2.78 68.06  
当科の手術においては冠動脈疾患における冠動脈ステント留置術が最も多く、平成27年度は急患も含めると200例以上のカテーテル手術を行いました。
ペースメーカー移植術および不整脈に対するカテーテルを用いた手術(経皮的カテーテル心筋焼灼術)の実施件数も年々増加しており、後者については心房細動という不整脈に対する治療を含めると年間約70件の治療を行いました。
また、重症の心不全患者さんに対する心臓再同期療法、重症の不整脈患者さんに対する植込み型除細動器移植術、末梢動脈疾患に対する血管拡張術なども行っております。
脳神経外科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫洗浄・除去術(穿頭) 16 1.38 19.69 25.00 74.31  
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) 9 5.78 42.22 33.33 61.89  
K1781 脳血管内手術(1箇所) 6 6.00 24.67 16.67 62.00  
平成27年度の手術数は70例、慢性硬膜下血腫に対する手術が16例と最も多く、脳腫瘍9例、脳動脈瘤に対する開頭クリッピング術4例、血管内治療は広島大学脳神経外科脳血管内グループより治療支援をいただき、コイル瘤内塞栓術6例、ステント留置術2例でした。
予定手術に比し緊急手術が43例と多く、術前状態が芳しくない方もおられ、慢性硬膜下血腫でも手術により血腫は改善されたものの術後リハビリを要し転院となられたり、脳腫瘍は悪性であったため術後も継続入院の上で放射線化学療法を受けられる方もおられ、平均術後日数としては長くなっておりますが、”患者さん第一”とし、丁寧かつ確実な手術を心がけています。
小児科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K9131 新生児仮死蘇生術(仮死第1度) 129 0.00 5.79 0.00 0.00  
K9132 新生児仮死蘇生術(仮死第2度) 73 0.00 14.81 5.48 0.00  
K7151 腸重積症整復術(非観血的) 11 0.09 1.55 0.00 1.09  
小児科は急性疾患の入院が主ですが、基礎疾患を有する小児の呼吸器感染症の入院が多く、平均在院日数がやや長くなっています。
低出生体重児の入院においては在胎週数27週以上を対象としております。
消化器内科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K7211 内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 391 0.13 1.09 0.26 66.83  
K6152 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管)(その他) 159 0.64 6.86 0.63 75.64  
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 138 1.93 9.94 6.52 77.51  
当院消化器内科で多い手術療法は、大腸腫瘍の内視鏡切除、内視鏡的逆行性膵胆管造影(ERCP)を用いた総胆管結石の治療、肝臓癌に対する局所治療で、その件数は県下有数です。消化管、肝胆膵それぞれに高度な技能を有する指導医・専門医が治療を展開しており、短い在院日数で、安全かつ合併症の少ない患者さんに優しい治療を目指しています。
心臓血管外科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K617-4 下肢静脈瘤血管内焼灼術 40 0.00 1.75 0.00 67.23  
K5522 冠動脈、大動脈バイパス移植術(2吻合以上) 17 8.35 22.06 5.88 67.53  
K610-3 内シャント設置術 12 0.00 1.58 8.33 74.17  
当院心臓血管外科では虚血性心疾患に対する治療として循環器内科と連携し、カテーテル治療や冠動脈バイパス術を施行しています。
また、下肢の静脈瘤に対してはカテーテルでの血管内治療を行い、より疼痛、創部の痛みの少ない治療を行っています。
透析患者さんに対してのブラッドアクセス(内シャント血管吻合術)の手術も多く行っています。
腎臓内科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K610-3 内シャント設置術 26 9.23 17.31 42.31 76.00  
K635-3 連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術 7 1.71 16.86 14.29 74.29  
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 3 5.33 28.00 66.67 82.67  
当院では、血液透析、腹膜透析の導入・維持を行っています。
患者さんのニーズに合わせて治療法を選択できる環境を整えています。
整形外科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K0821 人工関節置換術(股) 105 1.30 24.74 4.76 72.50  
K1426 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓形成) 98 1.36 12.16 2.04 70.00  
K0461 骨折観血的手術(上腕) 75 2.73 15.13 70.67 80.44  
当院整形外科は、膝疾患、脊髄疾患を中心に幅広い疾患に対応しています。骨折観血的手術で転院率が高いのは地域医療連携を通し、近隣病院へのリハビリ転院が多いためです。
泌尿器科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K8036ロ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(その他) 71 1.61 6.52 0.00 75.97  
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 24 1.42 7.75 4.17 70.71  
K843-2 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術 24 1.00 13.33 0.00 66.96  
当院泌尿器科の手術では、膀胱腫瘍に対する経尿道的手術が最も多く、71例/年となっています。基本的には前日入院としておりますが、最近では抗凝固剤の内服をされているために術前ヘパリン化を必要とする例が多くみられ、術前日数が1.61日となっています。また、腹腔鏡下前立腺悪性手術などの腹腔鏡手術が急速に増加しております。
皮膚科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) 35 0.31 5.69 11.43 81.83  
K0053 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径4cm以上) 9 0.67 2.78 0.00 65.11  
K0051 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm未満) 9 0.22 2.22 0.00 42.33  
当院皮膚科の手術は、皮膚の良性または悪性腫瘍の摘出が最も多く、小手術であれば日帰りまたは1泊2日での手術を行っています。
また、皮弁形成術やリンパ節郭清の手術も必要に応じ行っています。
外科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 147 1.24 5.86 2.04 65.37  
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 84 5.05 12.45 4.76 71.07  
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 70 1.47 3.53 0.00 67.50  
当科では低侵襲手術である腹腔鏡手術を胆石症、鼠径ヘルニアのような良性疾患から大腸癌、胃癌などの悪性疾患に対しても幅広く積極的に行っています。また手術の質も内視鏡外科技術認定医が勤務しているため高いといえます。当科における大腸癌に対する腹腔鏡手術の占める割合は全大腸癌症例の90%以上を占め、現在まで1380症例以上行っています。これは中四国でトップレベルの症例数であり、その手術成績も無再発5年生存率、5年生存率は開腹手術を凌駕しています。また、当科では臍の凹に小切開を置き、従来は何か所かに置いていた手術器具を出し入れする“穴”を臍に集めて行う整容性、秘匿性に非常に優れた単孔式腹腔鏡手術も積極的に行っており、現在まで胆石症に対し600例以上を経験しています。この数は全国でもトップレベルの症例数であり、当科では胆石症に対しスタンダードな術式となっています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC傷病名入院契機症例数発生率
130100播種性血管内凝固症候群同一 19 0.18
異なる 36 0.33
180010敗血症同一 9 0.08
異なる 23 0.21
180035その他の真菌感染症同一 1 0.01
異なる 0 0.00
180040手術・処置等の合併症同一 73 0.67
異なる 5 0.05
厚生労働省による平成26年度の全国DPC対象病院データ集計において、全症例に対する割合は播種性血管内凝固症候群(DIC)が0.17%、敗血症が0.56%でした。
全国値と当院の数値を比較しますと、播種性血管内凝固症候群が0.51%、敗血症が0.29%であり、播種性血管内凝固症候群については全国より高い数値でしたが、当院では臨床的に根拠のないアップコーディング(高額な診療点数請求目的)は行われていないと考えております。
播種性血管内凝固症候群では、入院後に発症する症例が多く、様々な原因から播種性血管内凝固症候群に至ったものを考えます。
敗血症では、入院後に発症した症例は23例で、悪性腫瘍や腸の穿孔等が原因で全身状態が悪化し、敗血症に至っている症例となっております。
手術・処置などの合併症につきましては、腹膜透析導入後の腹膜炎等の症例で、DPC病名と入院契機病名が同一である症例が多くなっております。
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