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1-1心臓血管外科 / メディカル情報

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はじめての患者さんへ

平成23年度1月より、日本全国の外科系施設における外科症例の全数把握を目的にデータベースを作成することとなりました。

患者さんへ
(PDF:148KB)

NCD
(サイトへリンク)

タイトル 術後のながれ
日付 2010-06-29
内容

開心術が終了したのちは、術後急性期管理のため鎮静剤使用下、人工呼吸管理下にICUに入室します。ICU入室後の術後急性期管理は手術の一部であるとの考えから、手術に引き続いて心臓血管外科医が担当しています。

1)       ICU入室時に体に付属するカテーテル類

        

    首    :点滴1本(中心静脈ルート)

    上肢  :点滴3本(末梢静脈ルートと動脈圧ライン)

    上腹部 :ドレーンチューブ24本、ペーシングワイヤー12

    口    :人工呼吸用の気管チューブ

    尿管

 

2)       ICU入室後は人工呼吸を行っており、術後の面会時には患者さんは眠った状態です。ICUには面会時間があり、決まった時間のみ面会が可能です。

3)       血圧、脈拍、呼吸、尿量、出血に問題なければ麻酔薬を中止します。

4)       自分で目を開け、こちらの命令(手を握ってください、握った手を離してください、足を動かしてください、など)に応じることができれば、意識が戻ったと判断します。この時はまだ気管チューブが入っているので、患者さんは声を出すことができません。

5)       意識が戻り、酸素の取り込みが良ければ、人工呼吸を終了して気管チューブを抜去します。気管チューブを抜去した後は声を出すことができます。ICU入室から気管チューブ抜去までは約36時間です。

6)       手術当日に人工呼吸器から離脱できれば、術翌日に水分摂取と内服を開始します。術後1日目の昼もしくは夕方から食事を開始します。また、理学療法士による呼吸リハビリテーションを開始します。

7)       術後2日目にはドレーンや点滴を抜去して、運動リハビリテーションを開始します。リハビリテーションはベッド上坐位から開始します。調子が良ければICUから一般病棟の重症個室に移ります。重症個室では、家族に付き添いをお願いすることがあります。

8)       術後3日目からは起立や歩行訓練を開始します。

9)       術後79日で部分抜糸を行います。また同時にペースメーカーワイヤーを抜去します。

10)   術後約2週間で検査を行って術後の状態を確認します(冠動脈バイパス術→心臓カテーテル検査、弁膜症手術→心臓超音波検査、大動脈瘤手術→造影CT検査)。

11)   検査結果がよく、手術創に問題がなければ退院となります。

 

 
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