JA尾道総合病院では生命の尊さと人間愛を基調に、医師・看護師ともに力を合わせ、病める人々を守り、地域の基幹病院としての自覚を持ち、常に新しくより高い知識の習得と技術の研鑽に励みます。

JA尾道総合病院

05令和元年度 病院指標

令和元年度 JA尾道総合病院の病院指標です。

2020/09/29
Update!

令和元年度 JA尾道総合病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分0〜10〜20〜30〜40〜50〜60〜70〜80〜90〜
患者数 976 218 306 507 585 855 2062 3210 1943 430
JA尾道総合病院は、昭和32年に開院し、医療法に定められる公的病院として、がん医療、救急医療、小児・産科医療など、地域になくてはならない分野を重点的に担っております。
がん医療においては、地域がん診療連携拠点病院として様々ながん治療を行っています。
救急医療においては、平成27年4月に地域救命救急センターを開設し、尾三医療圏を中心とした三次救急を担っています。
また、広島県小児救急医療拠点病院の県内3病院の1つとして、365日24時間体制で小児救急医療に対応し、さらに地域周産期母子医療センターとして新生児・産科医療を守っています。
このように、当院では小児・産科医療並びにがん医療、救急医療を行うことで、幅広い年代の患者への医療提供に対応し、年間退院患者数は10,000人超となっております。
広島県全体での高齢者の人口のピークは令和2年と予測されておりますが、当院の位置する尾三医療圏ではそれよりも早い平成27年に高齢化率がピークとなり、高齢者の患者が多い現状となっております。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
循環器科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 152 2.86 3.01 0.00 69.99  
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 115 4.22 4.40 1.74 70.47  
050070xx01x0xx 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術・処置等2なし 71 5.20 5.02 0.00 66.89  
050130xx99000x 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 65 18.17 17.71 27.69 83.88  
050210xx97000x 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1なし、1,3あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 60 10.22 10.80 6.67 78.32  
当科においては虚血性心疾患および不整脈の検査、治療で入院される患者さんが多く、その在院日数は全国平均とほぼ同程度です。
当院は広島県から「地域心臓いきいきセンター」としての指定を受け、心不全についての取り組みを行っております。
多職種がチームを作り定期的にカンファレンスを行うことにより、患者さんに安心して治療に専念していただけるよう努めております。
小児科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
140010x199x00x 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 119 4.36 6.17 1.68 0.00  
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 副傷病なし 103 6.06 6.19 0.00 1.47  
030270xxxxxxxx 上気道炎 69 5.03 4.94 0.00 1.83  
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等2なし 副傷病なし 54 6.30 6.64 1.85 3.70  
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし 42 6.98 12.58 0.00 1.17  
帝王切開で出生した児は全例小児科入院とし、経過観察を行っているため、症例数も多く平均在院日数は短くなっています。
一般小児科は、急性疾患特に気道感染症が主であり、平均在院日数は全国平均とほぼ同等です。
尿路感染症は難治例や複雑型が少なく、全体として比較的早期に内服へ移行できたため、平均在院日数は短くなっています。
外科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 99 6.10 4.85 0.00 68.10  
060035xx01000x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 85 16.54 15.02 3.53 73.20  
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 72 7.13 6.37 0.00 68.07  
060020xx02x00x 胃の悪性腫瘍 胃切除術 悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし 副傷病なし 69 15.20 16.12 4.35 71.54  
060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 63 7.59 7.13 3.17 63.54  
当院はがん診療連携病院であるため、症例数のTOP5のうち、胃、結腸(大腸)の2つの悪性疾患が占めていました。
当院の地域性から高齢者の手術症例が多いのですが、平均在院日数は全国平均と同等であり、良質な医療の提供が行えていると考えています。
また、当科は低侵襲手術である腹腔鏡手術を積極的行っているため、腹腔鏡下胆嚢摘出術、腹腔鏡下ヘルニア手術の症例数が多く占めています。
更に、地域拠点病院であり積極的に救急患者の受け入れを行っているため、急性胆嚢炎に対する腹腔鏡下胆嚢摘出術も多くなっています。
整形外科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 123 28.11 25.94 86.99 8337  
070343xx97x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 その他の手術あり 手術・処置等2なし 77 13.32 16.54 1.30 70.45  
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 67 26.55 23.56 19.40 73.43  
160620xx01xxxx 肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。) 腱縫合術等 39 25.10 14.10 0.00 25.00  
160620xx02xxxx 肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。) 関節滑膜切除術等 26 16.12 7.12 0.00 31.96  
当院整形外科は、膝疾患、脊髄疾患を中心に幅広い疾患に対応しております。
股関節大腿近位骨折で転院率が高いのは、地域医療連携を通して近隣病院へのリハビリ転院が多いためです。
脳神経外科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 52 11.00 16.13 36.54 73.50  
010030xx9910xx 未破裂脳動脈瘤 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 51 3.00 3.01 0.00 67.69  
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 35 14.03 9.67 17.14 76.11  
010070xx9910xx 脳血管障害 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 34 3.44 3.14 0.00 71.94  
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 24 15.67 18.81 58.33 71.50  
医療圏の特性上、脳卒中・頭部外傷などの救急医療を中心に診療をおこなうとともに、未破裂脳動脈瘤に対する開頭手術・血管内手術、血行再建術などの脳卒中予防のための治療に力を入れています。
また地域の中核病院として脳神経外科手術全般に対応していますので、脳腫瘍手術や頭蓋底手術、三叉神経痛・顔面けいれんなどに関する治療を積極的におこなっております。
また、小児科と連携し、小児神経外科にも対応しております。特殊外来として、第一金曜日午後には広島大学脳神経外科のてんかん外科専門医によるてんかん外来もおこなっております。
心臓血管外科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
050180xx02xxxx 静脈・リンパ管疾患 下肢静脈瘤手術等 21 3.10 2.78 0.00 64.00  
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2なし 副傷病なし 15 3.27 8.48 0.00 68.87  
050161xx99000x 解離性大動脈瘤 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 10 26.40 17.34 50.00 75.90  
050080xx01010x 弁膜症(連合弁膜症を含む。) ロス手術(自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術)等 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり 副傷病なし - - - - -  
050050xx0101xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 心室瘤切除術(梗塞切除を含む。) 単独のもの等 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり - - - - -  
尾道総合病院心臓血管外科は、心臓血管外科専門医認定機構認定修練施設(関連施設)、日本脈管学会認定研修関連施設、大動脈瘤・末梢血管ステントグラフト実施施設、下肢静脈瘤血管内焼灼術実施施設として、循環器内科とともに心臓血管センターとして心臓・血管関連疾患全般に治療を行なっております。
主な治療対象疾患は、心臓疾患(冠動脈疾患・弁膜症など)、大動脈疾患(胸部・腹部大動脈瘤・急性大動脈解離など)、末梢 血管疾患(閉塞性動脈硬化症・透析関連手術・下肢静脈瘤など)などです。
疾患の重症度が異なりますので単純には比較検討できませんが、上記が昨年度の当科での状況です。
今後とも安全に安心して治療を受けて頂けるようにスタッフ一同頑張っていきたいと思います。
小児外科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
060160x101xxxx 鼠径ヘルニア(15歳未満) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 14 3.00 2.81 0.00 3.79  
11022xxx02xxxx 男性生殖器疾患 陰嚢水腫手術等 - - - - -  
060160x199xxxx 鼠径ヘルニア(15歳未満) 手術なし - - - - -  
060170xx02xxxx 閉塞、壊疽のない腹腔のヘルニア ヘルニア手術 腹壁瘢痕ヘルニア等 - - - - -  
               
小児外科で最も多い患者は鼠径ヘルニアで、平均年齢は3.79歳。全国的な平均入院期間は2.81日(当院3.00日)でした。
産婦人科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 82 9.35 9.66 0.00 33.18  
120170xx99x0xx 早産、切迫早産 手術なし 手術・処置等2なし 53 21.83 19.06 7.55 30.19  
120200xx99xxxx 妊娠中の糖尿病 手術なし 43 6.58 5.59 0.00 32.70  
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 40 7.95 9.71 0.00 45.80  
12002xxx02x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 手術・処置等2なし 39 2.97 3.13 0.00 41.26  
地域周産期母子医療センターとして、近隣の医療施設から切迫早産をはじめとする妊娠合併症や、妊娠糖尿病などの合併症妊娠を多く受け入れています。
また、婦人科においては、合併症を有する悪性腫瘍患者が多く、入院での化学療法も行なっています。
眼科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり片眼 686 2.09 2.78 0.00 76.11  
020220xx97xxx0 緑内障 手術あり片眼 138 4.98 7.53 0.72 72.96  
020160xx97xxx0 網膜剥離 手術あり片眼 59 7.17 9.33 0.00 60.42  
020200xx9710xx 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 53 6.42 6.71 0.00 70.53  
020240xx97xxx0 硝子体疾患 手術あり片眼 39 3.85 5.95 0.00 75.57  
当科では白内障、網膜硝子体疾患、緑内障など幅広い分野の手術治療に対応しています。
緊急の入院手術にも随時対応しています。
上位5症例の入院期間は全国平均と同等もしくは短い日数となっています。
耳鼻咽喉科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 104 7.26 7.80 0.00 20.00  
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 53 6.51 6.80 0.00 56.51  
030150xx97xxxx 耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍 手術あり 33 6.48 7.24 0.00 41.67  
030320xxxxxxxx 鼻中隔弯曲症 24 5.50 6.52 0.00 41.67  
03001xxx01000x 頭頸部悪性腫瘍 頸部悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 21 10.48 13.11 4.76 72.86  
当院の耳鼻咽喉科では、口蓋扁桃摘出術・アデノイド切除術や内視鏡下副鼻腔手術を多く行っています。
頭頸部腫瘍手術にも積極的に取り組んでいます。
放射線科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
070040xx99x2xx 骨の悪性腫瘍(脊椎を除く。) 手術なし 手術・処置等22あり 21 18.48 22.54 42.86 68.81  
090010xx99x2xx 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等22あり 10 22.50 29.20 0.00 66.50  
060010xx99x30x 食道の悪性腫瘍(頸部を含む。) 手術なし 手術・処置等23あり 副傷病なし - - - - -  
060010xx99x31x 食道の悪性腫瘍(頸部を含む。) 手術なし 手術・処置等23あり 副傷病あり - - - - -  
010010xx99030x 脳腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等23あり 副傷病なし - - - - -  
入院患者はすべて放射線治療の患者さんとなります。
転移性骨腫瘍、乳癌の温存治療後、食道癌などを多く扱っています。
皮膚科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1なし 38 3.34 4.01 0.00 44.16  
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし 36 5.28 7.90 5.56 79.75  
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1なし 27 8.15 12.55 0.00 62.15  
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 23 7.22 9.00 4.35 71.70  
080190xxxxxxxx 脱毛症 - - - - -  
手術目的の入院が最も多く、次に感染症による緊急入院が多い傾向です。
泌尿器科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
110080xx991x0x 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 副傷病なし 98 2.04 2.49 0.00 69.00  
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 95 6.95 7.07 1.05 75.74  
110080xx01xxxx 前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等 28 13.07 12.18 0.00 68.75  
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし 26 10.69 12.58 3.85 74.00  
110070xx99x20x 膀胱腫瘍 手術なし 手術・処置等22あり 副傷病なし 24 11.71 10.65 0.00 71.71  
入院で最も多いのが、前立腺癌が疑われる患者様に施行する前立腺生検でした。
当院では1泊2日入院で麻酔下に経会陰的前立腺針生検を行っており、入院当日に施行、翌日退院です。
合併症もなく全国平均よりも短い在院日数で安全に施行されています。
膀胱癌に対する経尿道的手術は95例と例年通りでした。
ほぼ全国平均と同様の在院日数となっています。
前立腺癌に対する手術は全例で腹腔鏡手術を行っています。
全国平均より約1日長い在院日数となっていますが、これは退院を延期せざるを得ないような合併症が発生したためではなく、術後尿失禁に対するめどが立ってからの退院を希望される患者様が比較的多いことが理由であると思われます。
尿路感染症につきましては、全国平均よりやや短い平均在院日数でした。
効率の良い治療が行われていると考えられます。
膀胱腫瘍に対しての抗がん剤治療も多数例行っておりますが、患者様の平均年齢は高くなってきており、また患者様の中には遠方から受診していただいている方も多く、いったん退院されますと再受診には苦労されることが予想されます。
そこで安心できる状態になって退院していただくようにしておりますので、在院日数がやや長くなっております。
呼吸器内科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 100 2.76 3.34 1.00 72.82  
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等2なし 81 16.65 18.84 6.17 72.83  
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病なし 42 10.71 9.59 0.00 63.36  
040040xx9908xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等28あり 33 12.03 10.59 0.00 65.88  
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 27 18.89 14.62 22.22 74.37  
呼吸器内科では急性期から慢性期までの呼吸器疾患全般を対象として医療を提供しています。
特に地域がん診療連携拠点病院として高度な専門性が要求される肺がん診療に力を入れています。
近年薬物療法の選択肢も広がり、さらに放射線科、呼吸器外科とも連携をとり集学的治療を行っています。
また緩和ケアチームへもコンサルしながらQOLを考慮した緩和医療にも努めています。
肺がん以外では間質性肺炎、慢性閉塞性肺疾患など、専門的な検査や治療が必要な患者さんを診療しています。
間質性肺炎に対しては特に専門性が必要な抗繊維薬、ステロイドや免疫抑制剤治療を行います。
最近は重篤な間質性肺炎治療入院も多くなり、集中治療管理が必要となることもあります。
なお、慢性閉塞性肺疾患などの慢性呼吸不全や、肺がん術後の患者さんの呼吸器リハビリテーションも、呼吸療法認定士の資格をもつ理学療法士を中心に積極的に行っています。
クリティカル・パスを気管支鏡検査、在宅酸素療法などで導入し運用しています。
日本呼吸器学会の施設認定を受け、若手の医師に研鑚の場を提供しています。
腎臓内科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
110280xx991x0x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1あり 副傷病なし 19 4.16 7.00 0.00 47.32  
110280xx99000x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 17 12.24 11.67 5.88 55.88  
110260xx99x0xx ネフローゼ症候群 手術なし 手術・処置等2なし 11 22.45 20.93 9.09 65.73  
110280xx02x1xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等21あり - - - - -  
110280xx99020x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 副傷病なし - - - - -  
当院では腎炎・ネフローゼ症候群をはじめ、慢性腎臓病の診断・治療・療養指導をを包括的に行っています。
消化器内科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
060100xx01xx0x 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 副傷病なし 411 2.22 2.63 0.00 67.24  
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 副傷病なし 216 10.02 9.79 5.09 75.77  
060020xx04x0xx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 手術・処置等2なし 104 8.33 8.27 0.00 72.49  
06007xxx97x00x 膵臓、脾臓の腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 80 14.28 12.83 16.25 73.01  
060050xx97x00x 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) その他の手術あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 66 12.21 10.25 3.03 76.47  
当院消化器内科は、消化管・肝臓・膵胆道の各領域を専門とする指導医・専門医が在籍しており、内視鏡検査・治療、カテーテルを用いたIVR治療などを精力的に施行しています。
本年は、内視鏡的逆行性膵胆管造影(ERCP)を用いた総胆管結石治療やステント留置術、早期胃がんの内視鏡的治療、肝臓がんに対する局所治療が上位に入っていますが、この他にも消化器領域の疾患に対する多くの検査・治療を行い医療貢献しています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
 初発再発病期分類
基準(※)
版数
Stage IStage IIStage IIIStage IV不明
胃癌 141 13 22 23 - 50 1 8
大腸癌 42 53 45 29 47 73 1 8
乳癌 36 14 - - 19 36 1 8
肺癌 31 - 18 36 81 224 1 8
肝癌 35 14 - - - 146 1 8

※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

5大癌と呼ばれる胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌の患者さんの数を、初発のUICC病期分類別と再発に分けて集計しています。
※10症例未満の場合、ー(ハイフン)と表示しています。
UICC病期分類とは、UICC病期分類国際対がん連合によって定められた?原発巣の大きさと進展度、?所属リンパ節の転移状況、?遠隔転移の有無の3つのカテゴリによって各がんを?期(早期)から?期(末期)の4病期(ステージ)に分類するものです。
当院は、地域がん拠点診療連携拠点病院として、がん診療を専門とする医師・看護師・薬剤師等の医療スタッフを配置し、手術・放射線治療、抗がん剤治療、緩和ケアなど患者さんの状況に合わせた専門的ながん医療を提供しています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
 患者数平均
在院日数
平均年齢
軽症 16 9.50 55.75
中等症 72 15.94 76.01
重症 26 17.12 83.54
超重症 - - -
不明 - - -
市中肺炎とは普段の生活の中で罹患した肺炎を指します。
平成31年1月から令和元年12月に退院された患者さんが対象です。
地域の基幹病院として多くの重症の肺炎患者さんが搬送され治療にあたっています。
当院では地域柄、患者さんの高齢化が進んでいます。
軽症肺炎でも、基礎疾患を抱える患者さんは重症化しないように入院治療を行うこともあります。
中等症の患者さんは72名と重症度別では最も多く、重症は26名、さらに超重症も8名存在しています。
軽症に比べて、中等症以上の患者さんは平均年齢も75歳以上で、基礎疾患・併存疾患、心肺機能低下、誤嚥の影響も加わり遷延化しやすく、回復にも時間がかかるため、在院日数が長くなっています。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から患者数平均在院日数平均年齢転院率
3日以内 192 16.62 77.45 43.33
その他 18 14.56 74.67 2.86
令和2年4月より日本脳神経外科専門医3名(うち、日本脳神経血管内治療学会専門医2名)に増員となり、365日24時間体制で脳神経外科診療をおこなっています。
脳外科医師・病棟看護師・リハビリスタッフ・放射線技師・臨床工学技士・MSW(医療ソーシャルワーカー)など多職種と連携したチーム医療にて、日々努力邁進しております。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
循環器科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 91 1.99 2.69 1.10 70.30  
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ) 52 1.25 2.94 0.00 66.29  
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) 45 0.04 10.78 13.33 69.64  
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 43 1.65 9.19 11.63 78.02  
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) 28 0.00 13.61 7.14 70.39  
当科の手術においては冠動脈疾患に対する冠動脈ステント留置術が最も多く、昨年は200例以上の手術を行いました。
ペースメーカー移植術や不整脈に対するカテーテル手術の実施件数も年々増加しております。
また、重症心不全患者さんに対する心臓再同期療法、重症不整脈患者さんへの植え込み型除細動器移植術の認定施設であり、心疾患全般にわたって診療を行っております。
小児科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K9131 新生児仮死蘇生術(仮死第1度) 18 0.00 35.61 0.00 0.00  
K7151 腸重積症整復術(非観血的なもの) - - - - -  
K1742 水頭症手術(シャント手術) - - - - -  
K300 鼓膜切開術 - - - - -  
K653-3 内視鏡的食道及び胃内異物摘出術 - - - - -  
小児科における手術は新生児仮死蘇生術が主となっています。
非観血的な腸重積の整復は小児科で行っています。
外科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 149 1.21 5.43 4.70 66.94  
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 106 4.60 13.02 2.83 72.66  
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 94 1.48 3.35 0.00 68.20  
K655-22 腹腔鏡下胃切除術(悪性腫瘍手術) 56 3.45 11.71 3.57 72.59  
K4763 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 35 1.00 6.94 2.86 64.97  
当科は低侵襲手術である腹腔鏡手術を胆石症、鼠径ヘルニアのような良性疾患から大腸癌、胃癌などの悪性疾患に対しても幅広く積極的に行っているため、症例数TOP5のうち4つを腹腔鏡手術が占めていました。
その手術の質も内視鏡外科技術認定医が3人在籍しているため、高いと自負しています。
また乳癌の専門医も在籍しているため、乳癌に対する乳腺温存手術を積極的に行っています。
整形外科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K0461 骨折観血的手術(肩甲骨,上腕,大腿) 103 2.66 21.50 74.76 79.24  
K1426 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓形成) 97 1.09 11.68 1.03 69.57  
K0821 人工関節置換術(肩,股,膝) 76 1.25 24.46 18.42 73.08  
K0462 骨折観血的手術(前腕,下腿,手舟状骨) 41 2.27 16.41 24.39 59.29  
K0811 人工骨頭挿入術(肩,股) 38 3.92 21.76 84.21 81.45  
当院整形外科は、膝疾患、脊髄疾患を中心に幅広い疾患に対応しております。
股関節大腿近位骨折で転院率が高いのは、地域医療連携を通して近隣病院へのリハビリ転院が多いためです。
脳神経外科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 35 0.94 11.43 17.14 79.29  
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 26 3.08 6.12 0.00 76.81  
K1781 脳血管内手術(1箇所) 21 0.95 24.81 23.81 64.05  
K178-4 経皮的脳血栓回収術 19 4.79 15.89 63.16 76.25  
K6092 動脈血栓内膜摘出術(内頸動脈) 14 5.79 12.79 21.43 78.29  
血行再建術(バイパス術・内頚動脈血栓内膜剥離術)をはじめ、頭蓋底手術、三叉神経痛や顔面けいれんに対する微小血管減圧術もおこなっております。
また、脳血管内手術も積極的に行っております。
術中モニタリング(SEP MEP VEP ABR AMR)、蛍光血管撮影、超音波血流計などを備え、安全かつ低侵襲な手術を心がけております。
心臓血管外科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K610-3 内シャント又は外シャント設置術 19 0.05 2.11 0.00 68.32  
K617-4 下肢静脈瘤血管内焼灼術 19 0.00 2.11 0.00 62.79  
K5522 冠動脈、大動脈バイパス移植術(2吻合以上) 16 3.63 23.50 12.50 72.63  
K5551 弁置換術(1弁) 10 4.80 22.90 20.00 73.90  
K5606 大動脈瘤切除術(腹部大動脈(分枝血管の再建を伴うもの)) - - - - -  
尾道総合病院心臓血管外科は、心臓血管外科専門医認定機構認定修練施設(関連施設)、日本脈管学会認定研修関連施設、大動脈瘤・末梢血管ステントグラフト実施施設、下肢静脈瘤血管内焼灼術実施施設として、循環器内科とともに心臓血管センターとして心臓・血管関連疾患全般に治療を行なっております。
主な治療対象疾患は、心臓疾患(冠動脈疾患・弁膜症など)、大動脈疾患(胸部・腹部大動脈瘤・急性大動脈解離など)、末梢血管疾患(閉塞性動脈硬化症・透析関連手術・下肢静脈瘤など)などです。
疾患の重症度が異なりますので単純には比較検討できませんが、上記が昨年度の当科での状況です。
今後とも安全に安心して治療を受けて頂けるようにスタッフ一同頑張っていきたいと思います。
小児外科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 10 1.00 1.00 0.00 3.90  
K6335 鼠径ヘルニア手術 - - - - -  
K8351 陰嚢水腫手術(交通性陰嚢水腫手術) - - - - -  
K6333 臍ヘルニア手術 - - - - -  
               
腹腔鏡による手術は開腹手術に比べ傷が小さい分、痛みも少なく体に与える影響も少ないです。ヘルニアは2泊3日のクリニカルパスで対応しています。
産婦人科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K8982 帝王切開術(選択帝王切開) 86 7.40 5.93 0.00 32.99  
K8981 帝王切開術(緊急帝王切開) 60 8.20 6.15 0.00 32.48  
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) 42 0.98 3.88 0.00 47.83  
K877 子宮全摘術 39 1.05 6.31 0.00 50.08  
K867 子宮頸部(腟部)切除術 38 0.97 1.00 0.00 40.61  
帝王切開率の低減に努めています。
また、腹腔鏡手術にも力を入れています。
眼科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) 714 0.01 1.01 0.14 75.69  
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含む) 172 0.02 5.34 0.58 66.91  
K2682 緑内障手術(流出路再建術) 111 0.01 3.48 0.00 73.05  
K2683 緑内障手術(濾過手術) 27 0.15 6.56 0.00 69.85  
K2802 硝子体茎顕微鏡下離断術(その他) 20 0.00 2.30 0.00 72.45  
当院眼科の手術は、白内障に対する手術が最も多く、入院の場合は1泊2日で治療しています。
また、網膜硝子体疾患や緑内障等、重症例や緊急手術にも幅広く対応しています。
耳鼻咽喉科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 97 1.01 5.54 0.00 21.32  
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 35 1.03 4.89 0.00 55.57  
K347-3 内視鏡下鼻中隔手術1型(骨、軟骨手術) 23 1.04 3.39 0.00 40.26  
K4571 耳下腺腫瘍摘出術(耳下腺浅葉摘出術) 20 1.00 5.25 0.00 66.15  
K340-4 内視鏡下鼻・副鼻腔手術2型(副鼻腔単洞手術) 14 0.93 3.50 0.00 66.93  
当院の耳鼻咽喉科の手術件数は口蓋扁桃摘出術が最も多く、内視鏡下副鼻腔手術や顕微鏡下喉頭微細手術、唾液腺腫瘍手術も多く行っています。
皮膚科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) 41 0.88 4.68 9.76 80.85  
K0052 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm以上4cm未満) 12 0.25 1.67 0.00 47.92  
K0051 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm未満) 10 0.30 1.00 0.00 38.40  
K0063 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径6cm以上12cm未満) - - - - -  
K013-21 全層植皮術(25cm2未満) - - - - -  
皮膚癌の手術が多く、高齢の患者さんが多いため、術後数日入院で経過をみています。
泌尿器科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの) 62 1.00 4.89 1.61 76.13  
K773-2 腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術 34 2.06 9.41 0.00 72.94  
K8036ロ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(その他のもの) 34 0.97 4.97 0.00 75.24  
K843-2 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術 28 1.11 10.96 0.00 68.75  
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 15 1.07 2.87 0.00 63.47  
当院泌尿器科における最も多い手術は、膀胱癌に対する経尿道的手術95例でした。
この手術が最も多く行われていることは例年と変わらず、術前日に入院され術後5日程度で退院となっていました。
さらに腎がんや腎盂・尿管がんに対する腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術34例、前立腺癌に対する腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術28例と続きますが、手術をより低侵襲の腹腔鏡下で行うように努めている当院泌尿器科の特徴をよく表していると思われます。
腎結石や尿管結石に対するレーザーを用いた経尿道的尿路結石除去術は15例で、比較的短い入院で行われていました。
腎臓内科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K610-3 内シャント又は外シャント設置術 24 5.46 12.79 25.00 71.04  
K6147 血管移植術、バイパス移植術(その他の動脈) - - - - -  
K635-3 連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術 - - - - -  
K608-3 内シャント血栓除去術 - - - - -  
K616-4 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 - - - - -  
当院では患者さんのニーズに合わせた透析治療法選択に対応し、血液透析、腹膜透析の導入・維持を行っています。
消化器内科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 375 0.04 1.11 0.00 67.94  
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 173 1.91 9.63 9.25 77.28  
K682-3 内視鏡的経鼻胆管ドレナージ術(ENBD) 118 1.69 15.08 9.32 72.35  
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層) 103 1.00 6.25 0.00 72.28  
K6152 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術) 101 1.37 10.08 1.98 77.86  
当院消化器内科で多い手術は、大腸腫瘍や早期胃がんに対する内視鏡治療、内視鏡的逆行性膵胆管造影(ERCP)を用いた胆道ステント治療や経鼻ドレナージ治療、肝臓癌に対する局所治療が上位となっております。
消化管・肝臓・膵胆道の各領域を専門とする指導医・専門医が在籍しており、短い在院日数で安全かつ合併症の少ない治療を行っています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC傷病名入院契機症例数発生率
130100播種性血管内凝固症候群同一 - -
異なる 19 0.17
180010敗血症同一 15 0.14
異なる 33 0.30
180035その他の真菌感染症同一 - -
異なる - -
180040手術・処置等の合併症同一 115 1.04
異なる - -
当院は手術や処置を行う際には、合併症をおこさないように細心の注意を払い施行しています。
起こり得る合併症については、事前に可能な限り患者さんに説明したうえで、手術や処置の施行に同意をいただくよう努めています。
※10症例未満の場合、−(ハイフン)と表示しています。
更新履歴

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