JA尾道総合病院では生命の尊さと人間愛を基調に、医師・看護師ともに力を合わせ、病める人々を守り、地域の基幹病院としての自覚を持ち、常に新しくより高い知識の習得と技術の研鑽に励みます。

JA尾道総合病院

03平成29年度 病院指標

平成29年度 JA尾道総合病院の病院指標です。

2018/09/28
Update!

平成29年度 JA尾道総合病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分0〜10〜20〜30〜40〜50〜60〜70〜80〜90〜
患者数 968 224 261 477 527 829 2156 2803 1935 365
JA尾道総合病院は、昭和32年に開院し、医療法に定められる公的病院として、がん医療、救急医療、小児・産科医療など、地域になくてはならない分野を重点的に担っております。
がん医療においては、地域がん診療連携拠点病院として様々ながん治療を行っています。
救急医療においては、平成27年4月に地域救命救急センターを開設し、尾三医療圏を中心とした三次救急を担っています。
また、広島県小児救急医療拠点病院の県内3病院の1つとして、365日24時間体制で小児救急医療に対応し、さらに地域周産期母子医療センターとして新生児・産科医療を守っています。
このように、当院では小児・産科医療並びにがん医療、救急医療を行うことで、幅広い年代の患者への医療提供に対応し、年間退院患者数は10,000人超となっております。
広島県全体での高齢者の人口のピークは平成32年と予測されておりますが、当院の位置する尾三医療圏ではそれよりも早い平成27年に高齢化率がピークとなり、高齢者の患者が多い現状となっております。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
循環器科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 230 3.18 3.03 0.87% 69.68  
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 120 5.91 4.62 1.67% 72.26  
050070xx01x0xx 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術・処置等2なし 69 6.45 5.30 0% 65.90  
050130xx99000x 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 64 20.39 17.71 14.06% 82.86  
050210xx97000x 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1なし、1,3あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 58 13.03 11.21 8.62% 79.84  
当科においては虚血性心疾患の検査および治療で入院される患者さんが多くおられます。
検査目的で入院される際には全国平均と同程度の約3日で退院をされます。
ご高齢の患者さんが増加していることなどにより、手術のための入院期間が若干長くなっておりますが、安全に治療を行うことを優先して治療を行っております。
当院は、広島県から「地域心臓いきいきセンター」としての指定を受け、心不全に対しての取り組みを行っております。
多職種がチームを作り、定期的にカンファレンスを行うことにより早期に退院をしていただけるよう努めております。
小児科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 副傷病なし 118 5.50 5.94 0% 1.14  
140010x199x00x 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 83 5.10 6.18 2.41% 0.00  
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等2なし 副傷病なし 58 5.34 6.32 1.72% 3.53  
140010x197x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 手術あり 手術・処置等2なし 57 3.56 8.41 0% 0.00  
040070xxxxx0xx インフルエンザ、ウイルス性肺炎 手術・処置等2なし 47 5.34 6.03 0% 2.45  
早産児は在胎週数27週以上を対象としています。
帝王切開で出生した児は全例小児科入院とし、経過観察を行っているため、平均在院日数が短くなっています。
一般小児科は、急性疾患の入院が主であり、平均在院日数が全国平均とほぼ同等です。
外科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 80 6.46 6.64 0% 65.40  
060035xx01000x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 69 15.88 15.61 4.35% 72.70  
060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 69 7.42 7.40 5.80% 65.49  
060020xx02x0xx 胃の悪性腫瘍 胃切除術 悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし 57 15.68 17.27 1.75% 72.89  
040040xx97x0xx 肺の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等2なし 52 15.85 12.35 0% 70.33  
当科はがん診療連携病院であるため症例数のTOP5のうち、結腸(大腸)、胃、肺の悪性疾患が占めていました。
当院の地域性から高齢者の手術症例が多いのですが、平均在院日数は全国平均と同等であり、良質な医療の提供が行えていると考えています。
また当科は低侵襲手術である腹腔鏡手術を積極的行っているため腹腔鏡下胆嚢摘出術の症例数が多くなっています。
整形外科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
160800xx01xxxx 股関節大腿近位骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 108 28.20 27.09 89.81% 82.60  
160620xx01xxxx 肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。) 腱縫合術等 67 24.00 11.41 0% 29.60  
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 64 32.02 25.09 6.25% 75.39  
070343xx97x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 その他の手術あり 手術・処置等2なし 64 12.94 17.28 3.13% 69.58  
070341xx020xxx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 頸部 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 後方又は後側方固定等 手術・処置等1なし 25 14.96 22.08 8.00% 64.92  
当院整形外科は、膝疾患、脊髄疾患を中心に幅広い疾患に対応しております。
股関節大腿近位骨折で転院率が高いのは、地域医療連携を通して近隣病院へのリハビリ転院が多いためです。
脳神経外科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 36 20.53 16.38 52.78% 69.61  
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 23 14.70 9.68 8.70% 77.00  
010040x099x00x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 17 23.12 19.10 58.82% 70.53  
010040x199x00x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10以上) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 17 28.53 21.36 76.47% 73.88  
010060x2990201 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 17 19.41 16.51 29.41% 67.24  
当科では脳血管障害、脳腫瘍、頭部外傷、てんかん、小児神経外科領域などを中心に診療を行っています。
平成29年度の脳外科入院患者数は323例と前年に比し24例の増加でした。
疾病の内枠は脳血管障害240例(74.3%)、外傷56例(17.3%)、てんかん16例(2.2%)、脳腫瘍4例(1.2%)と脳血管障害が大半を占めておりました。
当院には『神経内科医』が不在なため脳梗塞の患者さんを脳外科が対応、外傷を含め手術を要しない患者さんも多数受け入れ対応させていただいておりますが、平成29年4月より血管内治療専門医が常勤となり、脳梗塞に対する急性期治療もtPA療法16例、血栓回収療法は14例に施行しました。
入院早期よりリハビリを開始し症状の改善に取り組んでおりますが、年々高齢の患者さんの入院が増加、入院患者全体の平均年齢も71.5±16.5歳と前年度に比し0.8歳高くなっており、リハビリも長期継続を要する方が多く、平均在院日数は全国より長くなっています。
そのため備後地区の多くの病院との連携を深め、脳卒中については地域連携パスを積極的に活用し、患者さんの病状に合わせた治療を地域全体で行うように配慮しております。
心臓血管外科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
050161xx9900xx 解離性大動脈瘤 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 15 22.47 17.95 6.67% 73.07  
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2なし 副傷病なし 12 3.25 8.50 0% 73.42  
050163xx03x10x 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術 手術・処置等21あり 副傷病なし  
050050xx0101xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 心室瘤切除術(梗塞切除を含む。) 単独のもの等 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり  
050080xx01010x 弁膜症(連合弁膜症を含む。) ロス手術(自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術)等 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり 副傷病なし  
心臓血管外科ではB型急性大動脈解離に対する降圧治療を行っております。
厳重に血圧を管理しながら再解離を予防して入院でのリハビリテーションを行い、退院までの治療を行います。
また、慢性透析患者さんに対する内シャント血管の造設術や修復術の件数も多いです。
腹部大動脈瘤に対するステントグラフト留置術は従来の開腹での人工血管置換術にくらべ、短い在院日数で治療を行っています。
心臓の手術としては狭心症に対する冠動脈バイパス術や弁膜症に対する弁置換術を行っています。
※10症例未満の場合、−(ハイフン)と表示しています。
産婦人科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 98 8.66 9.75 0% 33.27  
120200xx99xxxx 妊娠中の糖尿病 手術なし 43 12.33 5.93 2.33% 33.72  
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 37 8.41 9.91 0% 46.59  
120170xx99x0xx 早産、切迫早産 手術なし 手術・処置等2なし 36 18.33 20.41 2.78% 30.11  
12002xxx01x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし 25 11.16 12.94 0% 53.64  
地域周産期母子医療センターとして、近隣の医療施設から切迫早産をはじめとする妊娠合併症や、妊娠糖尿病などの合併症妊娠を多く受け入れています。
また、婦人科においては、合併症を有する悪性腫瘍患者が多く、入院での化学療法も行なっています。
眼科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
020220xx97xxx0 緑内障 手術あり片眼 84 6.04 8.51 0% 69.11  
020200xx9710xx 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 44 5.57 7.31 0% 68.61  
020160xx97xxx0 網膜剥離 手術あり片眼 36 12.06 10.21 2.78% 58.97  
020200xx9700xx 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 21 7.76 7.38 0% 73.43  
020240xx97xxx0 硝子体疾患 手術あり片眼 16 4.00 6.63 0% 69.88  
当院では白内障、網膜硝子体疾患、緑内障など、幅広い分野に対応しています。
重症疾患や緊急手術も多症例行っています。
上位5つの疾患の入院期間は、全国平均同等、もしくは全国平均より短い入院期間となっています。
耳鼻咽喉科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 76 7.89 8.01 0% 19.07  
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 47 6.74 7.23 0% 52.91  
030150xx97xxxx 耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍 手術あり 33 5.82 7.58 0% 57.76  
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 29 5.62 5.48 0% 50.34  
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 15 6.07 5.15 0% 67.00  
当院耳鼻咽喉科では、口蓋扁桃摘出術・アデノイド切除術や内視鏡下鼻副鼻腔手術を多く行っています。
頭頸部腫瘍手術にも積極的に取り組んでいます。
放射線科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
090010xx99x2xx 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等22あり  
010010xx99030x 脳腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等23あり 副傷病なし  
060010xx99x30x 食道の悪性腫瘍(頸部を含む。) 手術なし 手術・処置等23あり 副傷病なし  
070040xx99x2xx 骨の悪性腫瘍(脊椎を除く。) 手術なし 手術・処置等22あり  
03001xxx99x2xx 頭頸部悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等22あり  
放射線治療を施行した症例は乳癌、転移性脳腫瘍、食道癌、転移性骨腫瘍が多かった。
※10症例未満の場合、−(ハイフン)と表示しています。
皮膚科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1なし 37 2.70 4.14 2.70% 53.57  
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし 31 4.10 8.50 6.45% 79.52  
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 22 8.41 8.95 0% 71.91  
080011xx99xxxx 急性膿皮症 手術なし 19 11.84 11.73 5.26% 64.16  
080100xxxx0xxx 薬疹、中毒疹 手術・処置等1なし  
皮膚の良性・悪性腫瘍の手術による入院患者数が多く、その次に感染症治療のための入院が多い傾向です。
※10症例未満の場合、−(ハイフン)と表示しています。
泌尿器科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 91 8.22 7.31 0% 74.76  
110080xx01x0xx 前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし 33 14.58 12.92 0% 68.70  
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし 30 12.03 12.34 10.00% 74.97  
110070xx99x20x 膀胱腫瘍 手術なし 手術・処置等22あり 副傷病なし 29 12.66 11.31 0% 74.93  
11001xxx01x0xx 腎腫瘍 腎(尿管)悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし 21 12.14 12.30 0% 64.95  
膀胱がんに対する経尿道的手術は91例と増加しています。
患者様の中には遠方から受診していただいている方も多く、いったん退院されますと再受診には苦労されることが予想されます。
そこで、術後は安心できる状態になって退院していただくようにしておりますので、全国平均より在院日数がやや長くなっています。
前立腺の悪性腫瘍につきましては全例で腹腔鏡の手術を行っています。
全国平均よりやや長い平均在院日数となっていますが、これは術後に退院を延期せざるを得ないような合併症が発生したためではなく、尿失禁に対してめどが立ってからの退院を希望される患者様が比較的多いことが理由であると思われます。
尿路感染症につきましては、全国平均よりやや短い平均在院日数でした。
効率の良い治療が行われていると考えられます。
膀胱腫瘍に対しての抗がん剤治療も多数例行っていますが、患者様の平均年齢が高くなってきており、このことが在院日数がやや長い理由だと考えられます。
腎腫瘍に対しましてもほぼ全例で腹腔鏡手術を行っています。
手術時の合併症の出現はなく、平均在院日数は全国平均よりやや短くなっていました。
呼吸器内科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 87 3.64 3.59 2.30% 69.99  
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病なし 71 18.20 11.99 1.41% 70.65  
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等2なし 57 18.32 19.65 8.77% 75.60  
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 39 20.85 20.83 35.90% 86.05  
040040xx99000x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 37 19.38 14.60 13.51% 73.35  
肺癌の診断目的で行う気管支鏡検査とCTガイド下経皮的肺生検は2日間の入院が必要ですが、合併症などの治療を同時に行わなければならない症例があるため、在院日数が3日となっています。
肺癌の化学療法を行う際には2週間以上の入院が必要なことが多く、在院日数が18日となっています。
間質性肺炎の治療を行う際には約3週間の入院が必要なことが多く、在院日数が20日となっています。
誤嚥性肺炎では同時に治療すべき合併症を有している割合が高く、それらの治療も行う必要があるため、在院日数が20日となっています。
肺癌の緩和療法を行う症例では、症状が安定して在宅療養に戻るまで、もしくは緩和医療専門の医療施設に移るまでに日数を要することが多く、在院日数が19日となっています。
腎臓内科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
110280xx991x0x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1あり 副傷病なし 18 4.44 7.35 0% 36.39  
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし 16 10.19 12.34 12.50% 80.69  
110280xx99000x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 14 11.50 12.23 0% 67.57  
110280xx02x1xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等21あり 11 25.27 36.38 36.36% 77.91  
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2なし 副傷病なし  
当院では腎炎・ネフローゼ症候群をはじめ、慢性腎臓病の診断・治療・療養指導をを包括的に行っています。
※10症例未満の場合、−(ハイフン)と表示しています。
麻酔科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 12 2.00 8.95 0% 74.17  
170020xxxxxx0x 精神作用物質使用による精神および行動の障害 副傷病なし  
161020xxxxx00x 体温異常 手術・処置等2なし 副傷病なし  
161070xxxxx00x 薬物中毒(その他の中毒) 手術・処置等2なし 副傷病なし  
170020xxxxxx1x 精神作用物質使用による精神および行動の障害 副傷病あり  
1泊入院での帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛に対するブロック症例が多く、平均在院日数は全国平均より短くなっています。
※10症例未満の場合、−(ハイフン)と表示しています。
消化器内科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 副傷病なし 232 10.25 10.61 3.45% 75.84  
060020xx04x0xx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 手術・処置等2なし 109 8.21 8.73 0% 72.47  
060050xx97x0xx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) その他の手術あり 手術・処置等2なし 95 11.17 11.44 6.32% 75.91  
06007xxx97x00x 膵臓、脾臓の腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 65 17.37 14.08 6.15% 70.25  
060050xx0310xx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) 肝悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法(一連として)等 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 60 9.08 15.39 0% 73.52  
当院消化器内科で多い手術は、大腸腫瘍や早期胃がんに対する内視鏡治療、内視鏡的逆行性膵胆管造影(ERCP)を用いた胆道ステント治療や経鼻ドレナージ治療、肝臓癌に対する局所治療が上位となっており、その件数は県内トップクラスです。
消化管・肝臓・膵胆道の各領域を専門とする指導医・専門医が在籍しており、短い在院日数で安全かつ合併症の少ない治療を行っています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
 初発再発病期分類
基準(※)
版数
Stage IStage IIStage IIIStage IV不明
胃癌 130 15 14 20 10 59 1 7
大腸癌 27 52 35 25 38 95 1 7
乳癌 29 25 20 1 7
肺癌 26 19 80 227 1 7
肝癌 22 10 195 1 7

※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

5大癌と呼ばれる胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌の患者さんの数を、初発のUICC病期分類別と再発に分けて集計しています。
※10症例未満の場合、ー(ハイフン)と表示しています。
UICC病期分類とは、UICC病期分類国際対がん連合によって定められた?原発巣の大きさと進展度、?所属リンパ節の転移状況、?遠隔転移の有無の3つのカテゴリによって各がんを?期(早期)から?期(末期)の4病期(ステージ)に分類するものです。
当院は、地域がん拠点診療連携拠点病院として、がん診療を専門とする医師・看護師・薬剤師等の医療スタッフを配置し、手術・放射線治療、抗がん剤治療、緩和ケアなど患者さんの状況に合わせた専門的ながん医療を提供しています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
 患者数平均
在院日数
平均年齢
軽症 12 12.33 58.33
中等症 92 16.05 75.72
重症 24 19.29 83.21
超重症
不明
肺炎を重症度で分類すると軽症は若い人に多く、重症は高齢の方に多い傾向があります。
軽症の肺炎は合併症がなければ外来通院加療が可能ですが、同時に合併症の治療を行う必要があれば入院加療を行います。
肺炎の重症度が重い方は同時に治療を行うべき合併症が多いことが多く、重症度が重ければ重い程入院期間が長くなる傾向にあります。
※10症例未満の場合、ー(ハイフン)と表示しています。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から患者数平均在院日数平均年齢転院率
3日以内 144 21.97 73.83 43.37
その他 22 22.09 68.32 4.82
平成29年4月1日から平成30年3月31日までで脳外科に入院した患者323例中、脳血管障害による入院患者は240例(虚血性161例、出血性62例、その他17例)でした。
その内脳梗塞は151例(心原性脳塞栓51例、アテローム血栓性梗塞32例、BAD26例・ラクナ梗塞28例、その他3例、不明11例)、症状が一過性であったTIAが5例、椎骨脳底動脈循環不全は5例と前年に比し43名の増加でした。
平成29年4月より血管内治療専門医が常勤となり、脳梗塞に対する急性期治療もtPA療法16例、血栓回収療法は14例に施行しました。
また発症早期からリハビリを介入し症状の改善に取り組むとともに地域連携パスを活用し近隣の病院と連携しながら患者さんの病状に合わせた治療を地域全体で行うよう心がけています。
入院される患者さんの年齢は年々高くなり、発症3日以内の平均年齢は74歳、転院率も43%と昨年とほぼ同様、平均在院日数も22日ではありましたが昨年と比べますと1.5日短縮しておりました。
引き続き脳梗塞に対して正確な病型診断を行い、適した抗血栓薬を選択するとともに全身疾患である動脈硬化に対する精査も行い、脳梗塞の再発を防ぐべく動脈硬化に対する配慮を加えた薬物療法に、適応を遵守した外科的治療を絡めた診療をさせて頂いております。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
循環器科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 101 2.63 4.00 3.96% 72.60  
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ) 49 2.61 4.71 0% 66.92  
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 49 1.86 13.18 10.20% 80.57  
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) 40 0.00 18.95 12.50% 71.03  
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) 36 0.14 11.58 2.78% 69.75  
当科の手術においては冠動脈疾患における冠動脈ステント留置術が最も多く、平成29年度は200例以上のカテーテル手術を行いました。
ペースメーカー移植術および不整脈に対するカテーテルを用いた手術(経皮的カテーテル心筋焼灼術)の実施件数も年々増加しており、後者については心房細動という不整脈に対する治療を含めると年間約80件の治療を行いました。
また、重症の心不全患者さんに対する心臓再同期療法、重症の不整脈患者さんに対する植込み型除細動器移植術、末梢動脈疾患に対する血管拡張術なども行っております。
小児科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K9131 新生児仮死蘇生術(仮死第1度) 111 0.00 8.79 0.90% 0.00  
K9132 新生児仮死蘇生術(仮死第2度) 31 0.03 21.48 3.23% 0.00  
K7151 腸重積症整復術(非観血的なもの)  
K1742 水頭症手術(シャント手術)  
K1381 脊椎披裂手術(神経処置を伴う)  
小児科における手術は、新生児仮死蘇生術が主となっております。
非観血的な腸重積の整復は小児科で行っています。
※10症例未満の場合、ー(ハイフン)と表示しています。
外科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 167 1.04 5.32 4.79% 65.45  
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 92 4.51 13.23 5.43% 72.61  
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 83 1.45 3.40 0% 66.53  
K655-22 腹腔鏡下胃切除術(悪性腫瘍手術) 48 3.25 13.04 2.08% 72.58  
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 48 0.29 4.04 2.08% 33.13  
当科は低侵襲手術である腹腔鏡手術を胆石症、鼠径ヘルニア、急性虫垂炎のような良性疾患から大腸癌、胃癌などの悪性疾患に対しても幅広く積極的に行っているため、症例数TOP5の全てを腹腔鏡手術が占めていました。
その手術の質も内視鏡外科技術認定医が2人勤務しているため高いと自負しています。
整形外科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K1426 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓形成) 93 1.47 12.96 4.30% 68.29  
K0461 骨折観血的手術(肩甲骨,上腕,大腿) 72 3.83 22.17 73.61% 76.75  
K0821 人工関節置換術(肩,股,膝) 70 1.46 28.91 8.57% 75.03  
K0811 人工骨頭挿入術(肩,股) 53 4.83 21.55 90.57% 82.32  
K079-21 関節鏡下靱帯断裂形成手術(十字靱帯) 31 1.00 27.74 0% 29.65  
当院整形外科は、膝疾患、脊髄疾患を中心に幅広い疾患に対応しています。
骨折観血的手術や股関節大腿近位骨折で転院率が高いのは、地域医療連携を通して近隣病院へのリハビリ転院が多いためです。
脳神経外科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 17 0.29 13.47 5.88% 78.65  
K1781 脳血管内手術(1箇所) 11 0.91 30.36 45.45% 68.91  
K178-4 経皮的脳血栓回収術 11 1.55 23.36 72.73% 70.91  
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 11 3.91 11.82 9.09% 72.00  
K1643 頭蓋内血腫除去術(開頭)(脳内)  
平成29年度に行った手術数は89例、その内慢性硬膜下血腫に対する手術が20例と最も多く、次いで経皮的血栓回収術が14例でした。
脳血管内手術としては破裂脳動脈瘤に対する瘤内コイル塞栓術9例、解離性動脈瘤破裂に対する母血管閉塞術1例、海綿静脈洞部硬膜動静脈瘻に対するコイル塞栓術2例、硬膜動静脈瘻に対する動静脈瘻塞栓術1例でした。
経皮的頚動脈ステント留置術は急性閉塞2例を含め12例に行いました。
その他、脳室腹腔短絡術8例(小児科3例)、開頭血腫除去術は外傷4例、出血2例、脳腫瘍1例、破裂脳動脈瘤に対する開頭クリッピング術1例、顔面痙攣に対する神経血管減圧術1例、脊髄髄膜瘤に対する修復術1例でした。
血管内手術や脊髄手術は広島大学脳神経外科より治療支援を頂き対応しております。
経皮的頚動脈ステント留置術のような予定手術に比し大半が緊急手術であり、また術前状態も芳しくない方もおられるため、慢性硬膜下血腫でも手術により状態は改善なされたものの術後リハビリを要し転院される方も一部おられ、経皮的血栓回収術後の方も症状の改善は得られたもののリハビリ継続のため約7割の方が転院なされる状況ではありますが、“患者さん第一”とし、丁寧かつ確実な手術を日々心がけています。
※10症例未満の場合、ー(ハイフン)と表示しています。
心臓血管外科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K610-3 内シャント又は外シャント設置術 18 0.06 2.67 0% 71.83  
K5522 冠動脈、大動脈バイパス移植術(2吻合以上) 14 9.36 28.00 14.29% 69.79  
K6171 下肢静脈瘤手術(抜去切除術) 10 0.00 1.90 0% 76.67  
K5612 ステントグラフト内挿術(腹部大動脈)  
K5551 弁置換術(1弁)  
心臓血管外科では、狭心症や慢性心筋梗塞などの虚血性心疾患に対して循環器科と連携して効果的に冠動脈バイパス術を行っています。
また、弁膜症の患者さんに対しても弁置換術を施行しています。
腎臓内科とも連携しながら、慢性腎不全透析患者さんに対しての内シャント手術を行っております。
下肢静脈瘤については不安の強い術当日を入院にて過ごしていただけます。
また、腹部大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術と開腹での人工血管置換術を手術の危険性、病変の状態、患者さんの背景などを考慮して選択しています。
※10症例未満の場合、ー(ハイフン)と表示しています。
産婦人科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K8982 帝王切開術(選択帝王切開) 84 5.65 5.88 0% 33.89  
K8981 帝王切開術(緊急帝王切開) 49 4.27 6.31 0% 32.00  
K877 子宮全摘術 48 1.02 6.44 0% 48.06  
K867 子宮頸部(腟部)切除術 34 1.00 1.03 0% 39.91  
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) 33 0.88 4.67 0% 44.39  
帝王切開率の低減に努めています。
また、腹腔鏡手術にも力を入れています。
眼科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) 667 0.01 1.01 0.75% 75.69  
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含む) 117 0.06 6.73 0.85% 67.31  
K2682 緑内障手術(流出路再建術) 46 0.00 4.76 0% 69.00  
K2683 緑内障手術(濾過手術) 30 0.00 6.20 0% 71.23  
K2821イ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(縫着レンズを挿入するもの) 10 0.00 2.90 0% 80.40  
当院眼科の手術は、白内障に対する手術が最も多く、入院の場合は1泊2日で治療しています。
また、網膜硝子体疾患や緑内障等、重症例や緊急手術にも幅広く対応しています。
耳鼻咽喉科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 75 1.09 6.01 0% 20.11  
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 40 1.00 4.85 0% 56.18  
K3932 喉頭腫瘍摘出術(直達鏡) 16 1.00 1.00 0% 67.63  
K4571 耳下腺腫瘍摘出術(耳下腺浅葉摘出術) 13 1.00 5.00 0% 53.54  
K340-4 内視鏡下鼻・副鼻腔手術2型(副鼻腔単洞手術) 11 0.91 5.09 0% 57.82  
当院耳鼻咽喉科の手術件数は口蓋扁桃摘出術が最も多く、内視鏡下鼻副鼻腔手術や顕微鏡下喉頭微細手術なども多く行っています。
皮膚科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) 40 0.25 3.55 5.00% 77.20  
K0051 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm未満) 14 0.07 1.93 7.14% 60.14  
K0062 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm以上6cm未満) 10 0.10 1.80 0% 54.40  
K0301 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(肩,上腕,前腕,大腿,下腿,躯幹)  
K0052 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm以上4cm未満)  
皮膚癌に対する入院手術が最も多く、平均年齢が高いため術後数日入院して経過をみさせていただいています。
その他、皮膚良性腫瘍の手術は創の大きさによっては1〜2泊で行っております。
※10症例未満の場合、ー(ハイフン)と表示しています。
泌尿器科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K8036ロ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(その他のもの) 91 1.08 6.23 0% 74.90  
K843-2 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術 33 1.09 12.48 0% 68.70  
K773-2 腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術 27 1.19 9.96 0% 67.63  
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 18 0.94 5.44 0% 68.50  
K8412 経尿道的前立腺手術(その他) 15 1.00 8.60 0% 72.87  
当院泌尿器科における最も多い手術は、膀胱がんに対する経尿道的手術91例でした。
この手術が最も多く行われていることは例年と変わらず、術前日に入院され術後6日程度で退院となっていました。
さらに前立腺がんに対する腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術全摘除33例、腎がんや腎盂・尿管がんに対する腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術27例と続きますが、手術をより低侵襲に行うように努めている当院泌尿器科の特徴をよく表していると思われます。
これらの手術は腹腔鏡下に行われています。
続いて尿管結石や膀胱結石に対するレーザーを用いた経尿道的尿路結石除去術18例、経尿道的前立腺手術15例でした。
これらの手術は比較的短い入院で行われていました。
腎臓内科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K610-3 内シャント又は外シャント設置術 22 7.36 11.82 45.45% 76.09  
K635-3 連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術  
K608-3 内シャント血栓除去術  
K6147 血管移植術、バイパス移植術(その他の動脈)  
K616-4 経皮的シャント拡張術・血栓除去術  
当院では患者さんのニーズに合わせた透析治療法選択に対応し、血液透析、腹膜透析の導入・維持を行っています。
※10症例未満の場合、ー(ハイフン)と表示しています。
消化器内科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 374 0.11 1.09 0% 66.54  
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 155 2.28 10.49 8.39% 76.54  
K682-3 内視鏡的経鼻胆管ドレナージ術(ENBD) 126 1.34 16.70 6.35% 74.10  
K6152 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術) 125 1.45 9.80 3.20% 76.06  
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層) 106 1.02 6.14 0% 72.51  
当院消化器内科は、消化管・肝臓・膵胆道の各領域を専門とする指導医・専門医が在籍しており、内視鏡検査・治療、カテーテルを用いたIVR治療などを精力的に施行しています。
本年は、内視鏡的逆行性膵胆管造影(ERCP)を用いた総胆管結石治療やステント留置術、早期胃がんの内視鏡的治療、肝臓がんに対する局所治療が上位に入っていますが、この他にも消化器領域の疾患に対する多くの検査・治療を行い医療貢献しています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC傷病名入院契機症例数発生率
130100播種性血管内凝固症候群同一
異なる 26 0.25%
180010敗血症同一
異なる 13 0.12%
180035その他の真菌感染症同一
異なる
180040手術・処置等の合併症同一 85 0.81%
異なる
当院は手術や処置を行う際には、合併症をおこさないように細心の注意を払い施行しています。
起こり得る合併症については、事前に可能な限り患者さんに説明したうえで、手術や処置の施行に同意をいただくよう努めています。
※10症例未満の場合、−(ハイフン)と表示しています。
更新履歴

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